原文入力:2011-03-03午後09:03:53(948字)
トリポリで150分 演説…支持者歓呼の中‘健在’誇示
"家族ら、ニカラグア亡命を提案…カダフィ拒否" 報道も
チョ・ギウォン記者
"米国やNATO(北大西洋条約機構)が介入すれば我々は血の戦争に突入するだろう。数千名、数万名のリビア人が死ぬだろう。" ムアマル・カダフィ リビア国家指導者が2日、首都トリポリで150分に及ぶ演説をした。ゴルフ カートに乗って来たカダフィは支持者らに囲まれ、一部支持者は 「リビアが必要なことは神とムアマル」と叫んだりもしたと<ガーディアン>は伝えた。演説は国営テレビを通じて生中継された。内容は去る二度の演説やインタビューの反復が多かったが、最近 米国や英国などによる軍事介入の可能性示唆のためか西欧国家に対する非難の強度が強かった。
カダフィは「イタリア人が我々を奴隷にしたように、彼ら(西欧)が再び我々を奴隷にしようとするなら、我々は受け入れない。我々は百万、2百万,3百万人に武器を与える準備ができており、もうひとつのベトナムが始まるだろう」と話した。カダフィは「我々は男も女も最後の一人まで戦うだろう」とも話した。彼は 「リビアでテロリストが起こした事態のために約150人が亡くなった」と主張した。リビア人権連盟が死亡者を6000人余りと見ていることとは大きく異なる発言だ。
カダフィの今回の演説は、自身の健在を誇示しようとする意図と見える。実際、支持者らの歓声が演説中も絶えず、カダフィがマイクを叩き静粛を求めるほどだった。
だが、カダフィの家族たちはカダフィにニカラグアに亡命することを提案したと<エルサレム ポスト>が匿名の消息筋を引用して報道した。カダフィはこの提案を拒否したと新聞は付け加えた。ヒラリー・クリントン米国国務長官は2日「我々の憂慮の一つは、リビアが混乱に陥り巨大なソマリアになること」と話した。
チョ・ギウォン記者 garden@hani.co.kr
原文: 訳J.S