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米国、サウジとカタールにパトリオット追加配備…イラン戦争拡大への備えか

登録:2026-10-03 08:54 修正:2026-10-03 10:19
サウジアラビアとカタールにパトリオット発射機2台追加 
サウジとフーシ派の衝突も激化…「フーシ派がメディナを攻撃」主張
2023年3月19日の韓米合同演習「フリーダム・シールド(自由の盾)」で、在韓米軍第35防空砲兵旅団に所属するパトリオットミサイルが待機モードで配備されている=在韓米軍ウェブサイト//ハンギョレ新聞社

 米国が最近、サウジアラビアとカタールに、石油・ガス施設を保護するため、パトリオットミサイルの発射機を2台追加配備したことが報じられた。

 米国は、トランプ大統領がイランに対する大規模な戦闘作戦の再開を決定した際のイランの反撃に備え、サウジなどの重要エネルギー施設を保護するため、2台のパトリオットミサイル発射機をここ数週間のうちに追加配備した。アクシオスが米国の当局者の話を引用して1日に報じた。

 米軍は今年9月に、重要石油施設を保護するため、パトリオット発射機1台をサウジに追加配備したほか、天然ガス施設を保護するためカタールにもパトリオット発射機1台を送ったと複数の当局者が語った。パトリオットミサイル発射機は通常、6基の発射台で構成され、ミサイルの種類に応じて24~96発のミサイルを発射できる。

 イラン戦争以降、米軍の先端防衛用ミサイルの在庫がかなり減っているといわれているにもかかわらず、米国がサウジなどにパトリオットミサイルを追加配備したのは、イランに対して軍事作戦の再開をちらつかせて圧力をかけるためだとみられる。イランに対する大規模な戦闘作戦を再開した場合、米国はサウジの領空使用許可が必要となる。サウジは、石油施設が保護されていないと感じたら領空の使用を許可しない可能性が高い。

 トランプ大統領はこの日、イランに対する爆撃作戦の数週間以内の再開を検討していると明かした。トランプ大統領は「今や決断を下すべき」だとし、「イランは合意に署名するか、さもなくば存在しなくなるだろう」と述べている。

 トランプ大統領は、8月初めにイランのエネルギーインフラへの攻撃を含む大規模攻撃を検討していた際、サウジとカタールの首脳から攻撃を控えるよう要請されている。彼らは、報復措置として自国の石油および天然ガス施設がイランに攻撃される恐れがあるという深刻な懸念を表明。複数の米当局者は、このような訴えが、トランプ大統領がイランへの攻撃を撤回し、経済的圧力キャンペーンへと方向を転じた主な理由だと語った。

 米国のある当局者はアクシオスに対し、空母セオドア・ルーズベルトとその打撃群が27日に母港サンディエゴを「静かに」出港して中東へ向かい、11月中旬ごろに到着すると予想されると語った。ルーズベルトは、3月から中東に配備されているジョージ・H・W・ブッシュ、そして夏に日本を出動して配備されたジョージ・ワシントンと合流する。米当局者は「これは中東地域に最大3隻の空母打撃群が展開されうることを意味し、火力が大幅に強化されるということ」だと語った。第13海兵遠征部隊に所属する数千人の兵力を乗せた揚陸艦3隻で構成される「マキン・アイランド上陸準備団」も、28日に中東へ出発したと米当局者は語った。

 サウジとイエメンのフーシ派との衝突も激化している。

 サウジが主導する連合軍の1日の発表によると、イスラム教の最高聖地の一つであるメディナの「預言者のモスク」に電力を供給する配電施設が、29日にフーシ派に攻撃されたと、ロイターが報じた。連合軍は、ドローンの残骸を分析したところ、29日のメディナの配電施設攻撃の計画・実行にフーシ派が関与していたことが確認されたと発表した。今回の攻撃では変圧器が1台故障したものの、電力網全体には影響が及んでいないという。

 フーシ派の関係者はこれを直ちに否定した。フーシ派系のサバ通信によると、フーシ派の軍の関係者は、サウジが先に「フーシ派がイスラムの聖地メッカを狙った」と非難したものの、それを立証できなかったことを隠すことを意図した「うそ」だと批判した。

 サウジは2週間前、イスラム教の最高聖地メッカの南上空の制限区域に侵入しようとしたフーシ派のドローンを迎撃し、破壊したと発表していた。連合軍はこの事件について、2017年以降フーシ派がメッカを標的としたのは2度目だと規定したが、フーシ派側はメッカやその他のイスラムの聖地を狙ったことはないとして、これを否定している。

 連合軍は、今回のメディナ攻撃はイスラムの二大聖地であるメッカとメディナを標的とし、全世界のイスラム教徒を挑発することを狙ったフーシ派の試みの一環であるとして、聖地と巡礼者の保護措置を引き続き講じていくと補足した。

 フーシ派は2日午前にも、アデンに位置するサウジ主導の連合軍の司令本部に向けて、複数の弾道ミサイルとドローンを発射したと現地当局者が語った。

 フーシ派側は、自らが統治するイエメンの首都サナアおよびその他の地域がサウジに空爆されたと明らかにした。サバ通信が報じた。サウジと連合するイエメン政府軍の報道官は、連合軍が首都サナアで「価値の高い標的」への攻撃をおこなったと語るにとどまっている。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1280644.html韓国語原文入力:2026-10-02 15:20
訳D.K

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