米国のドナルド・トランプ大統領はイランとの終戦交渉について「妥結する可能性が非常に高い」として、楽観論を表明した。イランは米国の提案を「検討中」だとし、慎重な立場だ。
トランプ大統領は6日(現地時間)、PBSの電話インタビューで、イランとの合意は間近だとみているかという質問に「そう思う」と答え、「合意にいたる可能性は非常に高い」と述べた。また、14~15日の中国訪問の前に交渉が妥結するかという質問にも「可能だ」とし、「そうなれば理想的だろう」と答えた。この日のFOXニュースのインタビューでは「1週間以内に合意に達する可能性がある」とも述べた。同時に、合意に至らない場合は軍事攻撃を再開するとして脅しも繰り返した。トランプ大統領は「終わらなければ、私たちはふたたび彼らを激しく爆撃しなければならない」と述べた。
現時点で米国とイランは、戦争終結のための1ページ14項目の覚書(MOU)について協議中だとされる。この文書は、今後約30日間にわたり細部の合意をつめるための基本的な枠組みに近い。
イラン外務省のエスマイル・バガイ報道官はこの日、ISNA通信のインタビューで「イランは米国の計画と提案を今も検討中であり、イランの立場を総合した上でパキスタンに伝える」と述べた。イランのモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長はXで、終戦交渉のニュースを報じた米メディア「アクシオス」の報道を「偽アクシオス作戦」と表現した。
交渉の局面においても、軍事的緊張は続いている。イスラエルは先月16日のレバノンとの休戦後、初めてレバノンの首都ベイルートを空爆した。米国はこの日、海上封鎖を突破してイランの港に向かったイランのタンカーを爆撃したと明らかにした。終戦交渉が急ピッチで進むなかでも、現場での衝突がいつでも交渉の流れを揺るがしうる状況だ。