米国が「北朝鮮と電話やEメールなどでほとんど毎日対話している」と明らかにした。マイク・ポンペオ長官が訪朝する意向を公開的に明らかにしたのに続き、具体的対話手段にまで言及し、朝米間の対話の線が維持されていることを積極的に知らせたわけだ。
ヘザー・ナウアート国務省報道官は9日(現地時間)、定例ブリーフィングで「北朝鮮と追加会談をしようと思うか」という質問に「対話を継続していると言える」として「事実上、毎日または一日おきに」と答えた。彼女は「北朝鮮の人々と対話しているということか」という質問に「北朝鮮の人々との対話」と確認して「対話は電話でもでき、メッセージやEメールでもできる。対話は多様な形態でなされる」と明らかにした。
ナウアート報道官は「私たちは(北朝鮮)政府との対話を継続していて、訪朝発表をすることがあれば明確に教える」として「だが、まだ何もない」と話した。
米国と北朝鮮は最近、6・12シンガポール首脳会談での合意の履行をめぐり、それぞれ非核化措置と終戦宣言を前面に出して膠着状態におちいった。しかし、ドナルド・トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が親書を交換し、お互いに「近い将来会いたい」との意向を明らかにし、首脳間の対話の意志は維持している。ナウアート報道官は、両国間の疎通方式にまで言及し、水面下で対話が続いていることを強調したわけだ。
こうした中で、リ・ヨンホ北朝鮮外相は9日、イランのテヘランでアリ・ラリジャニ国会議長に会い、「私たちは米国との交渉で(核兵器)非武装に同意したが、私たちは米国が私たちに対する敵対を放棄しないことを知っているので、核知識は保存するだろう」と話したと現地メディアが報道した。