原文入力:2012/05/10 11:29(1564字)
<ABC>インタビューで初めて支持表明
11月大統領選挙 政治的影響 大きい公算
バラク・オバマ米大統領が同性結婚を支持すると公式立場を明らかにした。 オバマ大統領は10日(韓国時刻)米国<ABC>放送と行ったインタビューで 「同性カップルが結婚できなければならないと確言する」と話した。 オバマ大統領が同性結婚に対する立場を明らかにしたのは今回が初めてだ。
オバマ大統領は就任以後、今まで「同性結婚に対する私の考えが進化している」という程度に言及しただけで、同性結婚支持に関する立場の表明は留保してきた。
オバマ大統領はこの日インタビューで「私はゲイとレズビアンも公平に扱われなければならないと考える」と語った。さらに続けて「現政権が‘尋ねもせず話しもするな’(Don't ask, Don't tell, 同性愛者であることを公開的に明らかにするなという米軍の政策)を廃棄し、優れた軍人が国家のために服務できるようにした理由もこのため」とし「伝統的に州法だった‘同性結婚禁止法’を連邦法に拡大しようとする動きに対しても、私はLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダ)に対する幅広い平等に支持を送ってきた」と明らかにした。
彼はまた「私が同性結婚に対して躊躇したのも事実」としつつ「‘同性結合(civil union. 結婚とは異なる形態の同性家族構成)’だけでも病気見舞いの権利やそれ以外の権利が与えられるなど充分と見たため」と語った。
オバマ大統領は続けて「結婚という単語が多くの人々に非常に強力な伝統と信仰を呼び起こすだけに、私は(同性結婚について)非常に敏感な問題だと考えた」と説明した。
オバマ大統領はしかし「友人、隣人たちと何年にもわたり話を交わしながら、子供たちを共に育てながら、ただ一人の配偶者だけに献身する(同性カップル)同僚や、‘尋ねせず話しもするな’という政策が廃止されたにも関わらず結婚の話が出てくれば縮こまる軍人を思うとき、同性カップルも結婚できなければなければならないと断言することが重要だと結論を下した」と話した。
米国言論らはオバマ大統領のこのような発言を今年11月の大統領選挙に相当な影響を及ぼしかねない発言として評価している。 同性結婚に賛成する立場を明らかにしてオバマ大統領が民主党員と同性愛者からはより多くの支持を受けることができるだろうが、保守的宗教界はもちろんカトリックを信奉するヒスパニック有権者からもそっぽを向かれかねないと米国言論らは指摘した。 現在、米国で同性結婚を合法化している州は6つの州だけだ。
国内ネチズンたちもオバマの同性結婚支持宣言に大きな関心を示している。 同性愛者だと公開的に明らかにしたイソン・ヒイル監督は自身のツイッター(@leesongheeil)に「オバマは大統領選挙の主要争点として同性結婚賛成カードを取り出した最初の大統領として記録されるでしょうね。 韓国の保守キリスト教徒たちは焦るでしょうね。 レディー・ガガの衝撃でメンタル崩壊して気が気でない上に、オバマにも殴られて。 さあ、大変ですね。」と話した。 やはり同性愛者だと宣言したキムジョ・グァンス監督は(@kimjhogwangsoo)「バラク・オバマ、同性結婚公開支持。 市庁前で星条旗を打ち振り米国を称賛した保守キリスト教徒、どう思いますか?」と心配していた。ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr
原文: 訳J.S