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1ドル=1480ウォンの「防衛ライン」脅かされる為替レート…円安ショック重なる

登録:2026-01-15 07:35 修正:2026-01-15 08:41
円安でドルへの資金流入が続く 
為替当局の警戒感高まる
14日午後、ソウル市中区明洞の両替所で為替レートが表示されている=チョン・ヨンイル先任記者//ハンギョレ新聞社

 ウォン安ドル高が続くなか、「円安ショック」まで加わり、ウォン安への圧力がさらに強まっている。ドル需給への偏りに円安が拍車をかけ、為替当局が心理的防衛ラインとみなす1ドル1480ウォンが目前に迫っている。為替当局の介入への警戒感から、日中取引では1ドル1480ウォン台を突破しなかったが、ドル買い傾向はなかなか衰えない状況にある。

 14日のソウル外国為替市場では、ウォン・ドル為替レートは前営業日比で3.8ウォン安の1ドル1477.5ウォンで日中取引を終えた。新年に入ってから連日ドル高が続き、1480ウォン台に迫っている。

 このところウォンは円安の流れと強く連動している。円の価値が急落するなか、連動してウォン安も進む傾向を示している。1ドルあたりのウォンは昨夜の夜間取引で一時1472ウォンまで上がったが、円・ドル相場が1ドル159円を突破するとウォン安に転じ、1ドル1478.8ウォンまで下がった。

 円・ドル相場は、今年初めに1ドル156円で始まり、この日は1ドル160円(159.30円)の直前まで円安が進んだ。日本政府が円買い介入に踏み切った2024年7月から1年6カ月ぶりの円安水準だ。最近の円安は、日本で早期解散総選挙が実施され自民党が勝利した場合、いわゆる「高市トレード」(財政拡大および通貨政策の緩和)が本格化するという金融市場の観測を反映したものだ。ウリィ銀行のミン・ギョンウォン上級研究員は「高市首相の早期解散総選挙の計画が公になってから、政治的な円安圧力が強まり、相対的にドル高を助長している」と述べた。

 国際金融市場における円はウォンの「代替通貨」(プロキシ通貨)とみなされており、強い連動傾向を示してきた。特に2022年以降は連動傾向がさらに明確になり、円相場の上下は、外国為替市場において投機的需要がウォン・ドル相場の上昇(ドル高)に集中する触媒の役割を果たしている。

 この日の外国為替市場では、ウォン・ドル相場は1ドル1475ウォン~1480ウォンの狭い範囲で終日激しい攻防を繰り広げた。市場は「1ドル1470ウォン台半ばから後半」を国民年金が戦術的為替ヘッジ(リスク分散)に乗り出すレベルとみなしている。為替当局は先月、ウォン・ドル相場が1ドル1470ウォンまで下がると微調整に乗り出した。ウォン安の流れが続いて1ドル1480ウォンを超えると、高強度の市場介入と需給対策を相次いで打ち出した。

 市場では、心理的防衛ラインである1ドル1480ウォン台でウォン安は制限されるとの見方が出ているが、短期的な需給への対応において、意味のあるトレンド反転を期待するのは難しいとする意見が多い。外国為替市場の需給の主導権を握っている海外株式投資の両替や輸入業者の決済などによるドルの実需が流入を続けており、ウォン安の圧力が緩和されるのは容易でないということだ。ミン研究員は「一部の海外投資銀行(IB)は、外国為替当局が為替市場の安定化措置を追加で打ち出すとも予想している」としたうえで、「当局の微調整に対する警戒感も強まっている状況であるため、1ドル1470ウォン台後半の防衛ラインが引き続き試されることになるだろう」と予想した。

キム・フェスン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1239759.html韓国語原文入力:2026-01-14 19:22
訳M.S

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