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ソウル~釜山1時間50分…世界2位の次世代高速列車、韓国で2030年に試験運行

登録:2025-12-22 19:39 修正:2025-12-23 08:45
次世代高速列車 EMU-370=現代ロテム提供//ハンギョレ新聞社

 韓国政府は、世界で2番目に速い時速370キロメートル級の次世代高速列車の核心となる技術開発に成功し、2030年から試験運行に入ると明らかにした。商用化されればソウル~釜山の移動時間が1時間50分台に短縮されるなど、全国が「2時間生活圏」に入る見込みだ。

 国土交通部は22日、国家研究開発事業(R&D)を通じて商業運行速度が時速370キロメートル(設計最高速度は時速407キロメートル)級の次世代高速列車(EMU-370)の技術開発を完了したと明らかにした。時速370キロは現在、韓国で最も速い高速列車であるKTX-青龍(以下、青龍)より時速50キロ速く、中国(時速400キロ)に次いで世界で2番目に速い。

 韓国政府は2022年から今年までの4年間、政府180億ウォン、民間45億ウォンの計225億ウォン(約23.9億円)を投入した国家研究開発事業を通じてこのような成果を上げたと明らかにした。韓国鉄道技術研究院が主管して公共機関・民間企業など7社が参加した今回の事業で、時速350キロメートル以上での運行時に急激に増加する走行抵抗・振動・騒音と関連した6つの核心となる技術の独自開発に成功したというのが国土交通部の説明だ。

 まず今回の技術開発を通じて、列車を動かす装置である高速電動機の出力が向上した。主要部品の小型・高密化、冷却性能向上、絶縁性能向上などの最適設計で中型車75台分の出力水準である560kW級の高効率高速電動機を開発し、青龍に比べて出力が47.4%高まった。

 空気抵抗は低くしつつ、走行安全性と乗り心地を改善する技術開発も行われた。車両の前部を滑らかにし、屋上エアコンなどの突出部を最小限に抑え、走行抵抗が青龍より12.3%減少し、列車の左右の揺れに関連する横方向の振動加速度も30%以上減少した。さらに高速鉄道は列車の表面を空気が不規則に流れて発生する空力騒音が大きいが、室内の騒音水準も68~73dBで青龍対比2dB低くなったという。これまで輸入に頼ってきた高速車両の出入り口のドアも国産化に成功した。

 これを受け、政府は来年から16両の車両製作に着手し、2030年から平沢(ピョンテク)~五松(オソン)区間で試験運行を実施する計画だと明らかにした。2031年からは商用化が推進されるが、商用化されればソウル~釜山1時間50分台、ソウル~光州1時間10分台など、主要都市間の移動時間が1時間台に短縮される。国土部は「全国が事実上単一生活圏に連結され、国家均衡発展にも寄与することが期待される」として「世界的に時速350キロメートル級以上の高速鉄道の市場規模が拡大すると展望されており、輸出の基盤を設けることにも寄与するものと予想される」と話した。

 国土部のカン・ヒオプ第2次官は「政府、公共機関、民間企業が共に技術開発に努力した結果、高速鉄道導入から20年で世界で2番目に早い時速370キロメートル級の高速運行技術力を独自に確保した」として「来年から時速400キロメートル級の第3世代高速列車の核心技術開発などで世界の鉄道技術強国に跳躍できるよう、政府の支援を惜しまない」と話した。

シン・ミンジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1235865.html韓国語原文入力:2025-12-22 19:03
訳J.S

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