27日未明、ヌリ号の4回目の打ち上げに成功できた背景には、民間企業の技術があった。ハンファエアロスペースがヌリ号の製作を総括し、HD現代重工業が発射台システムの運用を担当した。
業界によると、ヌリ号は民間企業が主導して製作した最初の韓国製宇宙ロケットで、製作から組み立てまでハンファエアロスペースが主導した。ハンファエアロスペースは2022年12月「ヌリ号高度化事業」のシステム総括企業に選ばれた。この事業はヌリ号の反復発射および技術移転を通じて民間のシステム総括企業を育成・支援するためのもので、システム総括企業はロケットの各部分を担当する企業との協業を通じてロケットを製作・発射する役割を担当する。
ヌリ号には、HD現代重工業の技術も取り入れられている。HD現代重工業は2020年に完工した第2発射台の基盤施設工事を完了し、発射台の地上機械設備、推進剤供給設備など、発射台のシステムの全分野を独自技術で設計・製作・設置した。その後、発射前の点検・テスト遂行と運用まで総括した。特にヌリ号の発射台システム工程技術を100%国産化し、韓国が宇宙発射インフラを独自に構築・運用できる基盤を設けたと会社側は説明した。
ヌリ号は同日午前1時13分ごろ打ち上げられ、次世代中型衛星3号と12基のキューブ衛星を目標軌道(600キロ)に安全に乗せる任務を遂行した。韓国航空宇宙研究院は「民官が共同で準備した発射が成功したという点で大きな意味がある」と説明した。これに先立つ1~3回目の発射は韓国政府が主導したが、4回目の発射は初めて民間企業がシステム総括を務めた。
ハンファエアロスペースの関係者は「ヌリ号の民間のシステム総括企業として4回目の打ち上げ成功に貢献できたことを誇りに思う」とし、「今後も政府、研究機関、産業のエコシステムの構成員と緊密に協力し、大韓民国の宇宙産業の発展に寄与する」と述べた。
HD現代重工業関係者は「今回の4回目の発射成功で、韓国の独自技術で構築した発射台システムの安定性が確認された」として「今後もヌリ号の5回目・6回目の発射運用と共に、次世代ロケット事業にも積極的に参加する」と明らかにした。