世界的エネルギー企業の売上高のうち、韓国企業の割合は2.3%となった。中国企業の割合が30%で、米国より2倍以上大きかった。
全国経済人連合会(全経連)が「2022年フォーチュングローバル500」に含まれる企業を分析した結果、エネルギー分野の企業は26カ国77社となった。500大企業にエネルギー分野の企業が占める割合は19.4%で、金融分野(企業数111社、売上の割合19.4%)とともに最も大きかった。「フォーチュングローバル500」は、2021年の売上高基準で世界上位500社を選び出したものだ。
国別では、エネルギー分野77社のうち中国企業が18社で最も多かった。続いて米国11社、英国・フランス・インド・ドイツがそれぞれ4社だった。中国は国家電網有限公司・中国石油天然気集団公司・中国石油化工集団公司(シノペック)が売上高1~3位を占めた。売上の割合も中国のエネルギー企業が30.8%を占め最も大きく、次いで米国(14.7%)、英国(7.4%)の順だった。
韓国はSK(27位)、韓国電力(45位)、GSカルテックス(75位)の3社が77社に含まれた。韓国企業の売上の割合は2.3%で26カ国のうち13位、企業当たりの平均売上高は569億ドルで19位だった。エネルギー分野を5つの細部に分けてみると、資源開発企業の平均純利益率が11.1%で最も高かった。韓国企業は含まれていない。
ユ・ファンイク産業本部長は「世界各国が資源・エネルギー安全保障に力を注ぎ、グローバルエネルギー企業の重要性が高まっている。グローバル競争力を具備するためには、韓国国内のエネルギー企業の規模を拡大する一方で、収益性の高い資源開発分野を育成する必要がある」と話した。