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仁川空港、航空物流量世界2位に飛躍…パンデミック以降急成長

登録:2022-03-15 02:40 修正:2022-03-15 07:55
開港後、年平均3~4%成長、昨年は20%近く増加 
韓国の貿易金額の33%処理…2030年には香港空港を追い越し1位に
仁川国際空港貨物ターミナル全景=仁川国際空港公社提供//ハンギョレ新聞社

 仁川(インチョン)国際空港が年間国際線貨物実績で世界2位に躍り出た。

 仁川国際空港公社は14日、国際空港評議会が発表した貨物実績分析資料によると、仁川空港は昨年327万3000トンを処理し、航空貨物の物流量で世界第2位を記録したと明らかにした。2001年の開港当時は年間120万トンに過ぎなかった仁川空港の航空貨物の物流量は年平均で3.6%成長し、昨年には初めて年間300万トンを超えた。新型コロナウイルス拡散以降の昨年の物流量は、前年に比べ18.6%増加した。開港以来、初めて4000億ドル以上の輸出入額を処理し、韓国全体の貿易金額の33%を占めた。

 公社は、空港物流団地(1969平方メートル)や貨物ターミナルなどの物流インフラ開発に対する地道な投資、北東アジア地域初のクールカーゴセンターの建設などを、航空貨物成長の要因と分析した。公社はグローバル特送会社専用ターミナルの新・増築、さらなる貨物ターミナルの建設などを通じ、2030年には香港空港(昨年の物流量499万トン)を抜いて世界1位の物流空港へと成長すると見込んでいる。仁川空港は、この4年間は中国の上海空港(昨年324万トン)に押され、航空物流量3位となっていた。

 仁川国際空港公社のキム・ギョンウク社長は「公社は未来型物流インフラの先制構築、第3空港物流団地の適切な時期における開発、および新規貨物路線の積極誘致などによって、仁川空港の将来の物流競争力を一層強化し、名実共に世界1位の航空物流ハブ空港へと生まれ変わらせる」と述べた。

イ・ジョンハ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/area_general/1034717.html韓国語原文入力:2022-03-14 11:46
訳D.K

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