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コスタリカの「シュート1発」で崩れた日本… 「死のE組」、霧の中

登録:2022-11-28 06:23 修正:2022-11-28 07:19
コスタリカとの第2戦で、0対1で敗れた 
決勝トーナメント進出の可能性も不透明に
コスタリカのケイセル・フレール(4番)が27日(現地時間)に行われた2022カタールW杯1次リーグE組第2戦の日本との試合で、後半決勝ゴールを決めた後、喜んでいる=ドーハ/AP・聯合ニュース

 日本が弱体と思われていたコスタリカに黒星を喫した。ベスト16入りも不透明になった。 「死のE組」の状況は予測不可能だ。

 森保一監督率いる日本代表チームは27日(現地時間)、アハマド・ビン・アリ・スタジアムで行われた2022カタール・ワールドカップE組第2戦のコスタリカ戦で、0対1で敗れた。ドイツ戦の勝利(2対1)で1勝1敗を記録した日本は、ベスト16入りを確信できなくなった。12月1日、スペインとの最後の試合に運命がかかっている。

 一方、スペインとの第1戦で0-7の大敗を喫したコスタリカは、1勝1敗でベスト16入りに望みをつなげるようになった。コスタリカはドイツと1次リーグ最終戦を行う。

 日本は同日のコスタリカとの対戦で、ドイツ戦とは違って中盤と攻撃陣に5人の選手を入れ替えた。 鎌田大地(フランクフルト)だけが唯一再出場した。南野拓実(ASモナコ)ら中心選手は後半戦のため温存した。これに比べ、コスタリカは第1戦の選手陣がそのまま出場した。

 両チームは守備を厚くし、安全な試合運営をしながら、前半に決定的なチャンスをつかめなかった。

 しかし、後半には荒波が押し寄せた。

 森保監督が後半開始から第1戦の得点源、浅野拓磨(ボーフム)を投入し、その後攻撃のスピードを活かした日本は2分間で4回シュートを打つなど、相手を激しく追い詰めた。後半15分にはMF三苫薫(ブライトン)が加わり、さらに攻勢を強め、後半15分と25分にペナルティーアークの内側からコスタリカのDF(ディフェンダー)のファウルで2度のフリーキックのチャンスを得た。

 しかし、キッカーの相馬勇紀(名古屋)のキックはゴールポストを外れたり、守備壁に当たって跳ね返ったりして、チャンスを活かせなかった。

 これが禍根となった。追い込まれていたコスタリカはボールの支配率とシュート数では圧倒的に劣勢だったが、一度だけ訪れたチャンスをつかんだのだ。コスタリカは後半35分、乱れながらもボールを最前線までつなげた。コスタリカの唯一となるケイセル・フレールの枠内シュートは、日本GK権田修一(清水)の指先をかすめた後、ネットを揺らした。

 失点した日本は、南野を投入し、6分のロスタイムの最後まで総力戦を繰り広げたが、コスタリカのGKケイラー・ナバス(パリ・サンジェルマン)のスーパーセーブに阻まれ、苦杯をなめた。14対4というシュート数の圧倒的な優勢も勝利にはつながらなかった。

キム・チャングム先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/soccer/worldcup/1069121.html韓国語原文入: 2022-11-28 01:05
訳H.J

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