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[W杯]カタールで見せたソン・フンミンの闘魂…韓国、ウルグアイ戦で善戦し引き分け

登録:2022-11-25 07:44 修正:2022-11-29 10:29
24日午後(現地時間)、アルラヤンのエデュケーション・シティ・スタジアムで行わた2022カタール・ワールドカップのグループ別リーグH組第1戦、大韓民国対ウルグアイ。韓国のソン・フンミンがウルグアイのカセレスの荒いタックルで倒れた後、サッカーシューズを履いている。ソン・フンミンの右の靴下が破れた=アルラヤン/聯合ニュース

 11人が一丸となって戦った。意地と根気の間で一貫して推し進めたサッカー哲学は、4年間の信頼で鍛えられ、貴重な勝ち点1として返ってきた。

 パウロ・ベント監督の率いる韓国男子サッカー代表チームは24日(現地時間)、カタール・アルラヤンのエデュケーション・シティ・スタジアムで行われた2022カタール・ワールドカップのグループ別リーグH組第1戦で、ウルグアイと0-0で引き分けた。得点は得られなかったが、「アンダードッグ(負け犬)」という世間の視線を覆した貴重な奮闘だった。試合前のサッカー統計メディア「Opta」が推算したウルグアイの勝利確率は56.2%、韓国は18.9%だった。

 これまでの悪材料を突き破り、最精鋭の戦力で挑んだ韓国だった。20日前に顔面骨折で手術を受けたソン・フンミンは、奇跡のような回復力で、この日のスタートメンバーに名を連ね、前回のW杯では負傷のため出場できなかったキム・ミンジェ(ナポリ)とキム・ジンス(全北)をはじめ7人の選手が初のW杯本選の舞台を踏んだ。負傷のためコンディションが良くないファン・ヒチャンの代わりにナ・サンホ(ソウル)が指名された。

 ベント監督は“得意なサッカー”を持ちだした。後方から攻撃を組み立て、守備では前方・側面・MF(ミッドフィールダー)を分けず高い活動量で相手に圧力をかけた。この日の韓国は、前半戦でウルグアイに匹敵する支配率(45-42)において、パスの回数(239-224)でわずかながら優位に立った。チョン・ウヨン(アル・サッド)とファン・インボム(オリンピアコス)の間での守備とパスの分業も目立った。

ソン・フンミンが24日(現地時間)午後、アルラヤンのエデュケーション・シティ・スタジアムで行われた2022カタール・ワールドカップのグループ別リーグH組第1戦ウルグアイ戦でシュートを放っている=アルラヤン/キム・ヘユン記者//ハンギョレ新聞社

 相手の守備後方に空間が生じると、迷わず果敢な前進ロングパスを繰り広げた。前半はウルグアイの守備2人を追い抜いて放ったソン・フンミンの右足カーブシュートをはじめ、キム・ジンスやナ・サンホらが空間に切り込みウルグアイの背後を攻略した。前半33分頃、キム・ムンファン(全北)が右側から絶妙に突いたカットバックをファン・ウィジョ(オリンピアコス)がゴールポストの上に飛ばしたシーンは惜しさが残った。

 拮抗するバランスで進んだ後半、両チームは順に勝負に出た。ウルグアイはルイス・スアレスからエディンソン・カバーニにFW(フォワード)を交代し、韓国はイ・ガンイン(マヨルカ)、チョ・ギュソン(全北)、ソン・ジュンホ(山東泰山)を投入した。新たに投入された若い選手たちは、攻撃陣に活力を吹き込んだ。フェデリコ・バルベルデらが終盤、攻撃的な瞬間を何回も演出したが、韓国のゴールポストを揺らすことはできなかった。

 これにより、韓国代表チームは待望の2回目の「アウェイでのベスト16」に向け、力強い一歩を踏みだした。終了のホイッスルが鳴った瞬間、死力を尽くして走った韓国選手たちは、全員が座り込んだ。4万1663人が訪れたスタジアムには、終始、「大韓民国」の掛け声が大きく鳴り響いた。韓国代表チームは28日(韓国時間)、ガーナとの第2戦でベスト16への挑戦を続ける。

アルラヤン/パク・カンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/soccer/worldcup/1068836.html韓国語原文入力:2022-11-25 02:39
訳M.S

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