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韓国与党、ユン・ミヒャン議員の懲戒案提出…「朝鮮総連主催の行事出席は反国家行為」

登録:2023-09-05 05:59 修正:2023-09-05 08:30
国民の力のチョン・ジュヘ院内報道担当とチョ・ミョンヒ院内副代表が4日午前、国会議案課でユン・ミヒャン無所属議員に対する懲戒案を提出している/聯合ニュース

 韓国の与党「国民の力」が在日本朝鮮人総連合会(総連)主催の行事に出席した無所属のユン・ミヒャン議員に対する懲戒案を提出した。同党はユン議員が「反国家行為に同調した」とし、「場合によっては刑事告発もあり得る」と主張した。

 国民の力のチョン・ジュヘ院内報道担当は4日午前、ユン議員に対する懲戒案を国会議案課に提出した後、記者団に「ユン議員は親北朝鮮団体の朝鮮総連主催の関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者追悼式典に出席した。朝鮮総連は代表的な反国家団体であるだけでなく、行事で(高徳羽東京都本部)委員長は韓国に向かって『南朝鮮(韓国)傀儡徒党』という暴言まで吐いた」とし、「このような行事に大韓民国の国会議員として南朝鮮代表の資格で参加したことは憲法で定めた『国会議員は国家利益を優先しなければならない』という点に明白に違反したものだ」と述べた。

 国民の力はユン議員を刑事告発する案も検討していると付け加えた。チョン院内報道担当は「ユン議員が(駐日大使館の)車の支援を受け、入国手続きの便宜を提供されたこと自体が、国会議員の職務を乱用しただけでなく、その過程で違法があると判断された場合は告発もあり得る」と述べた。共に懲戒案を提出したチョ・ミョンヒ院内副代表も「ユン議員が『私費で行ってきた』と言っているが、私費も政治後援金なのか、個人の口座から出たのかを確認しなければならない」と語った。

 ユン議員に対する懲戒案提出は今回が2回目。国民の力は2020年9月、ユン議員が正義記憶連帯寄付金横領容疑(詐欺など)で在宅起訴されたことを受け、懲戒案を提出した。ユン議員は1審で罰金1500万ウォン(約166万円)を言い渡され控訴し、2審判決を控えている。チョン院内報道担当は「ユン議員が親北朝鮮団体主催の行事に出席し、大韓民国政府を批判する声を聞いていたという。それ自体が反国家行為への同調」だとし、「国会倫理委員会で早急審理し、ユン議員を除名することを求める」と述べた。

シン・ミンジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1106997.html韓国語原文入力:2023-09-04 21:46
訳H.J

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