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米大使館が伝えたイ・サンドク議員の話

原文入力:2011/09/06 21:22(1907字)
"骨の髄まで親米" MB政府
イ・ジョンエ記者、チョン・ウンジュ記者


外交電文 随所に政府・与党の人々‘親米指向’露出
米国側も "事実上すべての主要問題に米国支援" 評価
キム・ヒョンジョン "薬剤費 適正化方案 阻むため死ぬほど戦った"


←ウィキリークスに出てくる韓国関連の話、話、話


イ・サンドク ハンナラ党議員らとの出会いを伝えた2008年5月29日付 駐韓米大使館の電文の要約部分にはこういう叙述が出てくる。"イ(サンドク)は李明博大統領は‘骨の髄まで(to the core)親米・親日’であり、彼の見解に対しては疑う必要がないと話した。" 内部告発サイト ウィキリークスが暴露したこの電文でイ・サンドク当時国会副議長はアレクサンダー バーシュボウ当時駐韓米大使に会い「一部ではイ大統領の見解に対し疑いを抱く人々がいるが、イ大統領は根本的に親日・親米指向」と話した。イ副議長は同年4月、北京オリンピック聖火聖火リレー当時、中国人留学生が韓国人らに暴行した事件に対し韓国人が米国産牛肉輸入再開問題ほどに荒々しい怒りを見られないことと関連して「イ大統領は親中国指向ではないから米国が気を遣わなくても良い」とまで話した。

イ副議長と共に同席したチョン・ヨオク ハンナラ党議員は「最近の歴史のために韓国は中国よりは米国に近い」と話した。チョン議員は韓国民が中国人留学生の暴行事態より米国産牛肉問題にさらに激しく反応する理由は「親しい友人や家族との諍いが最も深刻になるのと同じこと」とも付け加えた。


ウィキリークスが公開した外交電文にはこのように現政権・与党の人々の親米指向が生々しくあらわれた。特に外交関係者らの場合、現政権以前にもこういう指向は目立っていて、根が深い韓国外交家の‘親米’傾向を示した。


←和気あいあいとした韓-米  昨年7月2日ソウル、貞洞の駐韓米国大使官邸で開かれた米国独立記念日記念行事でキャスリン スチーブンス大使(左から2番目)とパク・ヒテ国会議長(中央)らがケーキを切っている。 ニューシス


外交通商部通商交渉本部は米国の‘スポークスマン’と同じだった。盧武鉉政府当時の2006年7月25日の電文には、当時 保健福祉部が米国の反対する‘薬剤費適正化方案’を推進するやキム・ヒョンジョン通商交渉本部長(現 三星電子海外法務社長)がバーシュボウ大使に電話をかけ「韓国政府が薬剤費適正化方案を盛り込んだ健康保険法施行規則改正を立法予告しないよう死ぬほど戦った」と強調したと出てくる。 李明博大統領の初の米国訪問を控えた2008年3月25日の文書には、韓国の通商当局が米国側要求が受け入れられるよう‘非公式的に活発に活動中’と強調した。また、バーシュボウ前大使は2008年6月26日の電文で、キム・ソンファン当時大統領府外交安保首席秘書官(現 外交通商部長官)に対し「すべてのアメリカ的なことを安らかと感じる」と評価した。


米国産牛肉反対ろうそく集会をはじめとする韓-米同盟に良くない影響を及ぼすイシューは、反米指向の過去政権のせいにするケースが多かった。イ・サンドク議員はろうそく集会がいわゆる‘386世代’が中心になった反米・親北韓・統一指向集団が若い世代に影響を及ぼしているためだとし 「反米・親北韓時代(金大中・盧武鉉政府)の残滓が結局 力と影響力を失うことになれば、こういう問題も消えるだろう」と話した。 2008年10月2日、クォン・ジョンナク当時外交通商部第1次官はスチーブンス大使に会い、北核問題を議論する過程で 「(韓国の)政治的両極化のために韓国の非政府機構(NGO)が韓国政府が国益より米国の圧力によって政策を決めているかのように浮き彫りにしている」と不満を吐露することもした。


李明博政府が徹底的に親米的歩みを示しただけに、米国側の反応も好意的だ。米国外交関係者たちはイ大統領に対し「ユーモア感覚が優れた快活な交渉対象者」(2008年2月21日付)、「私たちの(米国)とともに献身的に仕事をする強い親米主義者」(2009年9月24日付)、「事実上すべての主要問題について米国を支援する指向」(2009年11月5日付)を持っていると評価した。


イ・ジョンエ、チョン・ウンジュ記者 hongbyul@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/america/495216.html 訳J.S