原文入力:2011/08/15 20:47(916字)
チョン・ナムグ記者
小泉参拝時も擁護
←日本の有力な次期総理候補の野田佳彦財務相
日本の有力な次期総理候補の野田佳彦財務相(写真)が15日、「靖国神社に合祀されたA級戦犯はすでに戦争犯罪者ではなく、したがって靖国神社を参拝することは問題ない」との妄言を繰り返した。
時事通信の報道によると、野田財務相はこの日の午前、閣議が終わった後に開かれた記者会見で、2005年自分が提出した「靖国神社に関する質問主意書」に対する見解を問う質問に「考えに変化はない」と答えた。
野田財務相は当時文書で、小泉純一郎総理の靖国神社参拝を擁護して、「サンフランシスコ講和条約によって戦犯の名誉は法的に回復した」、「戦犯が合祀されたという理由で、総理の靖国神社参拝を反対することは正しくない」と主張した事がある。
野田財務相はこの日の会見で、現職総理の靖国神社参拝に対する見解を問う質問に「総理が判断した事」と述べながら、自分が総理になる場合、どのようにするつもりかとの質問には「仮定を前提にした質問だ」と返事を避けた。
日本では小泉元総理が2006年に参拝して以後、現職総理の靖国神社参拝は途絶えている。2009年9月、民主党政権が成立した後には閣僚たちも全員参拝していない。しかし与野党議員たちの参拝は続いている。超党派議員の集まりである「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」所属議員52人は、この日の午前、第二次世界大戦終戦66周年を迎え、靖国神社に参拝した。
一方、菅直人日本総理はこの日、東京日本武道館で開かれた戦没者追悼式で「第二次世界大戦で (日本は) 多くの国家、とりわけアジア諸国の国民に、多大な損害と苦痛を与えた」、「深く反省するとともに、犠牲者の遺族に謹んで哀悼の意を表します」と謝罪した。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/491861.html 訳M.S