原文入力:2011/07/17 20:42(756字)
イ・ジョンエ記者
市民たちの寄付で‘金の胸像’製作
ロシアから消えた旧ソ連の独裁者スターリンの胸像が、次々と再登場している。
ロシア共産党が去る15日、モスクワ南東側のペンジャ市でスターリンの胸像除幕式を開いたと<リアノボスティ>通信など外信が報道した。金で作ったこの胸像の価格は20万ルーブル(約750万ウォン、60万円)で、製作費は去る1年間 市民の自発的な寄付を通じて充当されたと通信は伝えた。
ロシアではヨシフ スターリン(1878~1953)の死後60年が近づくにつれ彼の評価を巡る論議が続いている。スターリンの後継者であるニキタ フルシチョフがスターリンの銅像撤去を指示して以来、ドミトリー メドベージェフ大統領も‘スターリン格下げ’運動を推進するなど、大粛清を行った独裁者をあがめてはならないという声が依然続いているが、スターリンがロシア史に寄与した点を否認してはならないという主張も侮れない。ロシアの世論調査機関 レバダセンターの調査によれば、ロシア人の45%は今もスターリンがソ連の歴史で肯定的な役割をしたと信じていることが明らかになった。
カーネギーモスクワ センターのマリア・リップマン政治専門家は、これを「強大国だったロシアの地位を懐かしむ郷愁を示している」と分析した。
こういう雰囲気の中で、最近ロシア各地にスターリン死後(1953年)消え始めたスターリン銅像再建運動が広がっているということだ。
イ・ジョンエ記者 hongbyul@hani.co.kr
原文: 訳J.S