原文入力:2011/06/14 10:12(653字)
チョ・イルジュン記者
12~13日(現地時間)に行われたイタリア国民投票で、有権者はシルビオ・ベルルスコーニ政府が再開しようとしていた原発計画に圧倒的な拒否意思を明らかにした。ベルルスコーニ総理も事実上敗北を認めることにより、イタリアはスイス、ドイツに続き 去る3月 日本の原発事故以後‘原発放棄’を決める3番目の先進産業国になるものと見られる。
現地日刊<ラスタムパ>は原発再稼働と上水道民営化、高位閣僚らの免責特権法存続など4ヶ案件の賛否を問う今回の国民投票の暫定投票率が57%であり、出口調査の結果‘原発中断’に対する賛成投票率は90%台と現れたと13日伝えた。残り3案件も圧倒的な票差で否決された。ベルルスコーニ政府は1987年、国民投票で決定された原発中断を覆し昨年 新型原子炉建設を許容する法案を通過させるなど原発運営を再推進してきた。
今回の投票結果は先月の地方選挙で政府与党の国民自由党が惨敗したのに続き、ベルルスコーニ総理に対する再度の重大な政治的打撃と評価される。投票率と案件の通過可否が腐敗と未成年者性売買疑惑で裁判を受けているベルルスコーニ総理に対する事実上の信任投票と見なされたためだ。
チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文: 訳J.S