原文入力:2011-02-15午前08:31:23(993字)
少女や空港保安要員を暴行
パク・ミンヒ記者
酒に酔った警察官が逃げる少女を捕まえむやみに殴る。少女の顔は血だらけになった。周辺で人々が見守っているが、警察官は 「うちの親父は公安局長スジャンリだ。申告しても誰も手を出せない」と大声で叫びまくる。その後、この少女を強制的に車に乗せ何時間も連れ回した。
去る7日、河南省宜川県で現職交通警察官スジェンが少女を追いかけ殴打する様子を通行人が撮影した動画が11日、中国のインターネットに上がりネチズンたちの怒りが沸き立っている。調査の結果、スジェンは妻帯者で2年間にわたり被害女性を追いかけ回し、その間に何度も酒を飲んでこの女性とその家族を困らせてきたと発表されたと<中国日報>などが報道した。
スジェンの父親は公安局長ではないが、現地公安局治安隊長であることが明らかにされた。
中国で絶対的な権力を行使する公安と関連した事件が相次ぐ中で、ネチズンたちの公憤を買っている。
広東省深セン空港で去る12日午後、ある乗客が空港保安要員を殴打した後「私の親戚が北京公安副局長」と言いながら大声を上げている動画が週末にインターネット上で急速に拡散した。
北京行きの飛行機を待っていたこの乗客は、搭乗口が変わると保安要員に自分の荷物を運ぶよう要求した。保安要員が断るなり、ほおを殴り服を掴んで暴行を始め、 「北京市公安副局長の私の親戚に電話し、ここの公安局長に連絡してやる」と大声を上げた。
この動画を見たネチズンたちは、昨年末 警察幹部の息子が飲酒運転をし死亡事故を起こして大声を上げた いわゆる‘うちの親父は李剛’事件になぞらえ‘深セン空港版 李剛事件’と呼んでいる。動画の中の男性が実際に公安局官吏の親戚か否かはまだ明らかにされていないが、動画は現在 検閲で削除された状態だ。
胡星斗 北京理工大教授は14日<明報>に "権力者に頼れば見ないフリをする中国社会の潮流を反映した事件" と話した。
北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr
原文: 訳J.S