原文入力:2010-11-02午前09:13:33(1298字)
ロシア大統領、千島列島 訪問‘実効支配’強化の歩み
日本、強力反発…平和条約・経済協力 打撃 予想
チョン・ナムグ記者
←露-日間領土紛争 北方4島
ドミトリー・メドベージェフ ロシア大統領が1日午前、日本と領有権紛争がある千島列島のKunashir(日本名 国後)島を電撃訪問した。これに対し日本が荒々しく抗議するなど両国関係が急速に冷却化している。
去る6月の南中国海葛藤、9月の尖閣諸島(中国名 釣魚島)中-日衝突に続き、今回、ロシアが千島列島領有権問題を浮上させたことにより、東アジア一帯が領土紛争のうず巻きに包まれつつある。中・ロ両国が日本をはさみ撃ちする中で米国が日本側に立ち介入しており、4大強国の対立軸も明確になった。
メドベージェフ大統領はこの日 朝、千島列島を管轄するサハリン州の首都ユジノサハリンスク空港に到着した後、小型機に乗り換えKunashirを訪問した。ロシア国家元首が千島列島を訪問したのはソ連の時期を含めて初めてだ。
メドベージェフのこういう動きは日本が領有権を主張する千島列島南側4ヶ島(日本名 北方領土)に対する領土主権を明確にするという意と解説される。メドベージェフはこの日、Kunashir島に3時間半ほど留まり地熱発電所と工場などを視察した後、地域住民たちに‘地域開発のための予算投入’を約束した。
日本ではメドベージェフが2012年大統領選挙を控え‘強いロシア’を叫ぶ材料として千島列島問題を利用しているという観測が多い。ロシアは先立って去年の夏9月2日を‘第2次世界大戦終戦記念日’として新たに指定し、日本を刺激した経緯がある。
去る9月末、中‐露首脳会談を終えた帰途にKunashirを訪問しようとしたが、天候が悪く保留したメドベージェフ大統領が、結局 訪問を押し切り、日本は荒々しく反発した。前原誠司外相はこの日、ミハイル ベリー駐日ロシア大使を呼び‘遺憾と共に強力な憂慮’を表明した。
日本側は今回の事態で両国最大懸案である平和条約交渉が停滞し、拡大してきた両国経済協力にも悪影響が避けられないと見ている。
千島列島の南端、日本側から見れば北海道東側近くにあるKunashir島は日本が領有権を主張するいわゆる‘北方4島’中の一つだ。当初、アイヌ族が暮らしていたこの地域は、18世紀以後 ロシア人らの南下が本格化しながら100年を超えて両国の領土紛争が絶えることなく続いた。
ロシアはソ連時期、2次世界大戦に参戦し千島列島島全体を掌握し現在の実効支配をしている。1956年、日-ソ共同宣言の時‘平和条約締結の後(4島の内)色丹と歯舞は日本に返還する’と明らかにしたが、平和条約は締結されえなかった。日本は4島全ての返還を要求してきた。東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/446584.html 訳J.S