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難題多い米国 “日本よ、お前もか…”

原文入力:2009-10-23午後11:51:49
米-日関係 ギスギス
普天間基地移転問題, 米 圧迫に 日本‘持ちこたえ’
あちこちで亀裂…米マスコミ“同盟国が悩みの種になった”

クォン・テホ記者,キム・トヒョン記者

←米-日間外交・安保懸案と両国主張

日本の鳩山由紀夫政権スタート以後、米-日同盟がギスギスしている。米国の反応は‘この間話をよく聞いてくれた日本がなぜこうなのか’という側に近い。変わった日本の態度に対する不満が膨らんでいる。反面、日本政府は米国の不安をなだめすかしながらも結論を急ぐ必要はないという余裕ある様子だ。

最近日本を訪問したロバート・ゲイツ米国防長官は最大懸案の一つである普天間基地移転問題に対しては来月月12~13日のバラク・オバマ大統領の訪日時までには決着させようとして‘最後通告性’発言をした。彼は特に「(米国の) ‘国防の傘’が50年近く日本を保護してきたし、これにより日本は概略国内総生産(GDP)の1%程度の国防予算を節約することができた」として外交的にあまり使われない表現を用いてそれとなく圧迫した。だが、これに対し鳩山総理は「オバマ大統領がくる時までに必ず解決するという話としては把握していない」として素直には応じない意向であることを明確にした。

米国言論らは日本政府のこういう態度に概して批判的だ。22日付<ワシントン ポスト>は「パキスタン,アフガニスタン,イラク,イラン,北韓,中国問題に対処することに負担を抱いている米国行政府に、アジアの同盟国である日本が‘悩みの種’(troubles)として新たな難題に浮上している」と評した。国務部高位当局者は「むしろ今現在、最も難しい存在は中国ではなく日本」と話した。キャロリン レディー前国家安全保障会議非拡散戦略部長は22日付<ウォールストリート ジャーナル>インターネット版に掲載した‘広がる米-日安保亀裂’という文で鳩山政権の外交・安保政策が「東アジア安全保障の礎石である米-日同盟を阻害する恐れがある」と主張した。

以前には‘想像もできない’両国官僚らの口論もある。先月9日、ジェフ・モレル米国防部スポークスマンが米軍など多国籍軍艦隊に対する日本海上自衛隊のインド洋給油支援は続けられなければならないと公開的に要求し、翌日には藤崎一郎駐米日本大使は「その決定は全面的に日本の持分」と反論した。先月14日ワシントンのあるセミナーでは「普天間基地協議は一段落した問題」というキャビン マホ米国務部課長の話に、谷岡郁子参議院議員が「交渉過程が透明でなかった」として退かない姿も見えた。

両国対立に対する憂慮があちこちから出てくるや、日本もひとまず慎重な姿勢だ。岡田克也外相は23日「普天間基地を沖縄県外に移転するのは現実的に考えにくい」と明らかにした。普天間基地の県外移転可否に対する曖昧な態度を明確にし、米国と不必要な神経戦はせず両国関係の悪化にまで広まることは防ぐという意だ。

だが以前とは確かに異なる。ジョーンズホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所のケント コルド所長は<ワシントン ポスト>に「私は日本が米国外交官に公開的に反論するのを30年間見たことがない」とし「たいてい米国が‘合意になりました’と話せば日本は‘ソウデスカ’と答えて終わる形だった」と過去の関係を含蓄的に表現した。しかし、コルド所長は「今は新しい状況が到来した」と話した。

鳩山総理は23日、両国関係に関する質問に「互いにどの程度リスクを回避するかが重要だ。それが外交だ。全て今からだ。そんなに焦る必要はない」と話した。日本国内だけでなく米国にも投げかけた言葉として読まれる。

ワシントン,東京/クォン・テホ,キム・トヒョン特派員ho@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/383581.html 訳J.S