原文入力:2009-09-16午後07:34:22
河野‘慰安婦認定’村山‘侵略謝罪’小泉・安倍‘靖国参拝’で冷水
チョ・ギウォン記者
歴代日本政権の過去の歴史反省の開始は1965年6月の韓日国交正常化直前にあった。65年2月韓国を訪問した椎名悦三郎外相は「両国間の長い歴史の中に‘不幸な期間’があったことは本当に‘遺憾’であり‘深く反省’とする」と明らかにした。53年韓日会談財産請求権委員会で久保田貫一郎日本首席代表が「日本の韓半島占領は韓国民に有益だった」という発言をして10余年以上にわたり韓日関係が凍りついたことから見れば一歩前進だった。しかし椎名外相は侵略という直接的な言及は避けた。84年裕仁天皇が全斗煥大統領を歓迎する晩餐で「韓日両国間に不幸な過去が存在したことは遺憾」という発言をした時も同様だった。
いわゆる戦後派らが政権を取り、日本政権の過去の歴史認識は前向きに変わった。93年河野談話と95年村山談話とはこの時期に出てき、現在まで日本政府の公式的な立場だ。河野洋平当時官房長官が発表した河野談話は「いわゆる慰安所設置と関連し旧日本軍が直接または間接的に関与した」として、従軍慰安婦強制動員を認めた。55年自民党誕生以後、社会党出身の初めての総理であった村山富市は「植民地支配と侵略により多くのアジア国家の人々に多大な損害と苦痛を与えた。痛切な反省の意を表わし心からの謝罪の気持ちを表明する」と明らかにした。
しかし小泉純一郎,安倍晋三など自民党右派勢力が政権を取り、過去の歴史認識は大きく後退した。表面では河野談話と村山談話を継承すると言ったが、実際の行動は過去の歴史反省とは大きく反するものだった。小泉前総理は2001年総理就任初年度の8月13日、靖国神社参拝を始め、以後には最初から終戦(敗戦)記念日の8月15日に参拝を強行した。安倍前総理も2007年「慰安婦強制動員に対する証拠はない」としつつも、一方では「河野談話を継承する」と話すなど、表と裏が食い違う姿を見せた。
イ・サンフン韓国外国語大学校日本学部教授は「日本の過去史反省は基本的にアジアにアピールすることが目的だった」として「戦争責任を明確にするならば天皇の責任まで問うべきだが、これは日本が乗り越えるのが難しい壁」と話した。イ・ウォンドク国民大国際学部教授は「鳩山政権で村山談話を越える立場を表明するならば、来年の韓日併合100周年にいわゆる‘韓日合邦’が不法であったことを表明すること」と話した。
チョ・ギウォン記者garden@hani.co.kr
原文: 訳J.S