原文入力:2009-08-11午後09:26:12
18ヶ月間…来年総選挙 政治活動 封鎖
チョ・キウォン記者
←11日フィリピン,マニラ駐在ミャンマー大使館前であるデモ参加者がアウンサン スーチーの若い時期の肖像画の前に黄色い菊の花一輪を掲げている。 マニラ/AP連合
ミャンマー民主化運動の象徴、アウンサン スーチーに11日18ヶ月の自宅軟禁命令が下され、再び拘禁生活が続くことになった。
ミャンマー特別法廷はこの日ヤンゴン イン・セイン刑務所で開かれた裁判でスーチーに自宅軟禁規定に反した疑惑で懲役3年刑を宣告したと<AP>通信など外信が伝えた。しかし、内務部長官が5分後に法廷に入ってきて軍事政府最高指導者タンシュウェ将軍が下した命令書を大きな声で読みあげた。タンシュウェ将軍は命令書で「スーチーがミャンマー独立英雄であるアウンサン将軍の娘であり、国の平和と平穏を維持するために刑量を懲役3年刑から自宅軟禁18ヶ月に下げる」と明らかにした。スーチーの家にこっそりと入り今回の事件を触発した米国人ジョン ウィリアム イェタウには懲役7年刑と強制労働刑が宣告された。ミャンマー軍事政府はこの日、異例的に外国記者らの裁判取材を許可し外国外交官たちの裁判傍聴も許容した。
ミャンマー軍事政府が18ヶ月の自宅軟禁措置を下したのは来年に予定された総選挙でスーチーの政治活動を源泉封鎖するためのものと分析される。国際社会はこの間ミャンマー軍事政府がスーチーを裁判に回付し、来年総選挙での影響力を遮断しようとしていると非難してきた。スーチーが率いる野党の民主主義民族同盟(NLD)は1990年総選挙で当時、スーチーが自宅軟禁された状態でも全体485席中392席を占め圧勝した経緯がある。軍政は総選挙直後に選挙を無効にし、現在まで政権を継続している。スーチーが18ヶ月間また自宅軟禁に入ることになれば、来年総選挙では出馬はもちろん遊説さえできない。
最近20年間の内、14年ほどを拘禁状態ですごしたスーチーは去る5月末に自宅軟禁期間が満了する予定だったが5月3日イェタウの自宅無断潜入事件が発生し裁判に回付された。スーチーは今回の判決で4回目の自宅軟禁に入ることになった。
チョ・キウォン記者garden@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/asiapacific/370700.html 訳J.S