本文に移動

米軍、日本にオスプレイ配置

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/543927.html

原文入力:2012/07/23 21:07(1057字)

住民1千人余り 市庁前 抗議集会
飛行訓練地域まで反発拡散 予想
※オスプレイ:<新型垂直離着陸機>

  米国が安全性論難をかもしている新型垂直離着陸輸送機オスプレイを23日地域住民たちの抗議デモが広がる中で日本、山口県、岩国米軍基地に配置した。

  <共同通信>は米軍がこの日午前オスプレイ(MV22) 12機を民間輸送船にのせて山口県、岩国市の駐日米軍基地に搬入したと伝えた。 米軍はこの輸送機をこちらで試験飛行した後、沖縄の普天間基地に配置して10月から本格運用する計画だ。 岩国市の住民たちはこの日ゴムボート10隻を動員して垂直離着陸機の配置に抗議する海上デモを行った。 住民たちは前日にも市庁前広場に1100人ほどが集まって抗議集会を開いた。 <朝日新聞>が山口県住民999人を対象に21~22日に実施した世論調査結果によれば、オスプレイ配置に反対する人は69%(賛成12%)に達する。

  抗議デモと集会には今後オスプレイが通過することになる地域の住民たちも一部参加した。 オスプレイの訓練飛行予定経路は、東京、大阪など主要都市がある本州の中心部を除いた日本のほとんど全域に及んでいる。 <時事通信>は「米-日政府に対する反発がオスプレイの訓練飛行経路地域に広がるものと見られる」と伝えた。 沖縄の住民たちは8月5日、史上最大規模の県民大会を開き配置に抗議する予定だ。

  米国は今回12機を配置した後、2014年までに沖縄に計24機のオスプレイを配置する計画だ。 日本政府は米国が配置を強行する以上は妙案がないという態度を見せている。 森本敏防衛大臣は「安全性を確認してこれを説明することに努力する」と話した。

  1990年代初期からベルとボーイングが共同開発し、1997年に米海兵隊に初めて納品され始めたオスプレイはヘリコプターのように垂直離着陸が可能で主翼両端に付いた回転翼の角度を調節することによって前進速力を高めて通常のヘリコプターの2倍である時速500kmで飛ぶことができる強みを持っている。 しかし開発段階で墜落事故により死傷者30人余りを出し、最近5年間に58件の事故を起こすなど安全性に対する不信が拭えない機種だ。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: 訳J.S