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ヨコハマの中学生 '朝鮮人虐殺' 知るようになる

原文入力:2012/06/25 22:08(940字)

副教材に関東大震災当時の真実を盛り込み改正

 日本、横浜市の中学校副教材が1923年の関東大震災と関連して、加害者を明らかにしなかった過去の記述を直し、今年の改訂版で‘当時日本軍人と警察が自警団に加担して朝鮮人を虐殺した’と直したことが分かった。

 25日<産経新聞>報道によれば、横浜市の中学校用副教材<わかるヨコハマ>(写真)は関東大震災の時 「(東京で)軍隊と警察、在郷軍人会と青年会を母体に組織された自警団などが朝鮮人に対する迫害と虐殺を行い、中国人も殺傷した」と記述した。 また "横浜でも各地で自警団が組織され異常な緊張状態下で朝鮮人と中国人が虐殺される事件が起きた」と叙述した。 昨年製作した本では「政府は戒厳令を発動して軍隊を横浜に出動させた。 理由は自警団の中から朝鮮人を殺害する人が出てきたためだ」と簡略に記述していた。

 日本教科書採択地区の中で最も規模が大きい横浜市は、今年から使う中学校歴史教科書で太平洋戦争を‘大東亜戦争’と表現した育鵬社のものを採択し大きな論議が起きた所だ。 東京韓国大使館関係者は「日本の色々な中・高校教科書が関東大震災当時、警察などが自警団に加担して数千名の朝鮮人を虐殺した事実を記述しているが、育鵬社の教科書は真実を隠しごまかす内容」と説明した。 副教材の新記述は教科書に出てこない歴史的真実を盛り込もうとしたものと解釈される。

 しかし<産経新聞>は「<わかるヨコハマ>の関東大震災関連内容を一部事務局職員が教育委員に報告せずに直した」と批判して、文部科学省の検定を受けない副教材を問題視する態勢だ。 <わかるヨコハマ>は横浜市と神奈川県の検定委員会が2009年に横浜開港150年を記念して製作した副教材であり、毎年数値などを修正して中学校1年生全員に配布している。 今年も今月初めに149校の学校に2万7000部が配布された。 東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/539544.html 訳J.S