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選管委員長 "江南(カンナム)投票箱 安易な弁明はするな" 一針

原文入力:2012/04/18 20:46(1125字)

←中央選挙管理委員会委員長 キム・ヌンファン

キム・ヌンファン委員長、特別監査後に懲戒予告

キム・ヌンファン中央選挙管理委員長の剣幕が選管委内で話題だ。
4・11総選挙開票過程で火が点いた江南(カンナム)乙投票箱事件処理のためだ。 当初選管委内にはこの問題を中途半端に処理しようとする気流があった。 いずれにせよ不正選挙の可能性はないという点、当事者であるチョン・ドンヨン候補側でも強くは抗議しないという点、開票業務を助けた公務員たちの士気を考慮しなければならないという点のためだった。

 しかしキム・ヌンファン委員長の指示により江南区選管委に対するソウル市選管委の特別監査が進行中だ。 江南区選管委職員が江南区庁6~7級公務員たちに対して教育をまともに実施したか、また、江南区庁公務員たちが教育を受けたとおり徹底的に業務を遂行したかを問い詰めている。

 選管委は江南区選管委職員の教育が不十分だったことが明らかになれば、懲戒をすることにした。 また、開票管理を間違った江南区庁公務員たちに対しても江南区庁長に人事措置を要請する方針だ。 選管委関係者は「選管委職員の誤りを先に徹底的に糾明し責任を問うべきだというのが委員長の意」 とし 「実際の懲戒や人事措置要請範囲がどうなるかについては調査を終わらせてみなければわからない」と話した。 この事件の処理に対するキム・ヌンファン委員長の発言はこうだ。

 「選管委は選挙運動過程で均等な機会を提供するために厳正中立を守るのはもちろん、投開票管理をきちんと行うことが存立の根幹だ。 過程の誤りで有権者の貴重な意志が歪曲されるのはもちろん、疑いをかけられることもあってはならない。 選管委は無限の責任感を感じなければならない。 状況論理上、不正が介入する余地がないといった安易な弁解をするな。 (証拠保全申請がなされているので)裁判所の判断を待て。」

 キム・ヌンファン委員長は選挙前の去る4月5日、中央選管委がパク・ジェワン企画財政部長官の各政党の福祉公約分析に対して、公職選挙法上の中立義務に違反したものと決める時も、委員長として強い意志を示し‘違法’という結論を誘導したと知られた。 キム・ヌンファン委員長は司法試験17回出身の最高裁判事として昨年2月委員長に就任した。

ソン・ハンヨン先任記者 shy99@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/528994.html 訳J.S