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福島原子力発電所海底コンクリートで覆う

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/520365.html

原文入力:2012/02/22 20:25(722字)

放射線セシウム拡散防止策

 日本東京電力が放射能大量流出事故を起こした福島第1原子力発電所付近の海底にコンクリートと粘土を混ぜて作った固化剤を大量に投じることにした。 海底に積もった放射性セシウムがこれ以上拡散しないようにするためだ。

 22日<東京新聞>は東京電力がこの日から固化剤投入作業を始めることにしたと報道した。 固化剤を投じる場所は第1原発1~6号機前の専用港内の海底で、面積は7万3000㎡ほどだ。 東京電力は海底に60㎝内外の厚さの固化剤で覆う予定だ。

 この付近の海には放射性物質が含まれた土が約15㎝の厚さで積まれている。 昨年11月下旬の調査では海底土壌1㎏当たり最高160万ベクレルに達する高濃度セシウムが検出された。昨年4月初め、事故原発から高濃度汚染水が海に流れ込むなど数回にわたり汚染水流出事故が起きたためだ。

 東京電力はまず22日から大型作業船を海に出し、今週末まで試験工事をした後、効果が確認されれば本格作業を始め6月までに固化剤投入作業を完了する予定だ。コンクリートで作った固化剤の寿命は50年ほどだと東京電力は説明した。

 松本純一 東京電力原子力立地本部長代理は「悪天候の時や船が港を出入りする時に強い水の流れが起きて、海底土壌がひっくり返って放射性物質が外に広がる危険をできるだけ減らすためのもの」と説明した。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: 訳J.S