原文入力:2012/02/15 21:42(931字)
←昨年、最悪の飢謹が襲ったソマリアの首都モガディシュのある食糧配給所で先月19日、子供たちが食べ物を受け取るために長く列をつくっている。 モガディシュ/APニューシス
"15年以内に5億人が発育支障" 警告
食料品価格の急騰が貧しい国の子供たちに直撃弾を飛ばしている。
国際子供救護機構‘セーブ ザ チュルドレン’は最近<飢えのない暮らし:子供の栄養失調を根絶すること>という報告書で、低開発国で一年を通じて暴騰している穀物価格のために貧困家庭の両親たちが子供にきちんと食べさせられずにいると明らかにした。
この機構がインド、バングラデシュ、ペルー、パキスタン、ナイジェリアなど5ヶ国の家庭を標本に調べた結果、子供の大多数が飢えと栄養失調のために苦痛を受けており、6世帯に1世帯の割合で子供たちが食べ物を得るために学校の代わりに労働現場に追い出されていた。これらの国は世界の栄養失調児童たちの半数が生きる地域だ。昨年、全世界の食品価格は平均25%も急騰した。
セーブ ザ チュルドレンは「食料品価格の高空行進が子供の栄養失調を悪化させるだけでなく、子供の死亡率減少にも悪影響を与える恐れがある」として「直ちに救護がなされないならば、今後15年以内に5億人の子供たちが身体的、精神的発育に支障が生じる恐れがある」と警告した。
セーブ ザ チュルドレン事務局のジャスティン フォーサイス首席実行委員は15日、英国<BBC>放送に「世界は最近20年間、子供の死亡率を低くすることに大きな成果を上げたが、子供の栄養失調を防げなければ、このような傾向にもブレーキがかかるだろう」と話した。 国連児童基金(UNICEF)によれば世界の‘5才以下児童年間死亡者’数は1990年の1200万人から去る2010年には760万人に減った。
チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/519285.html 訳J.S