原文入力:2011/12/12 22:45(1270字)
キム・テギュ記者
補佐陣2人 まもなく召還
検察 "数億台の資金、同僚の口座を経てパク補佐官口座へ"
500万~1千万ウォンずつに分け…金融情報院の追跡を意識した模様
イ・サンドク ハンナラ党議員の補佐官パク・ペス(46・拘束)氏が請託名目で受け取った数億ウォンがイ議員の補佐陣4人の口座を通じて‘洗濯’された情況が捉えられた。検察はパク補佐官が受け取った金をイ議員の補佐陣が組織的にマネーロンダリングしたという点で、この金の性格を明らかにすることに捜査力を集中している。
イ・ククチョル(49・拘束起訴)SLSグループ会長のロビー疑惑を捜査中のソウル中央地検特捜3部(部長 シム・ジェドン)はパク補佐官に渡った多額の資金がイ議員の秘書官1人と秘書3人の口座を経てパク補佐官の口座に再び入った事実を確認した。
パク補佐官は会社救命請託と共にイ会長から米貨9万ドルを含む現金6億ウォンと、ユ・ドンチョン(71・拘束起訴)第一貯蓄銀行会長から現金1億5千万ウォンを受け取った容疑(特定犯罪加重処罰法の斡旋収賄)で拘束された。
検察はパク補佐官が受け取った数億ウォンの資金が同僚補佐陣らの口座を経由しながら小さく分けられた事実を確認した。補佐陣がパク補佐官から現金を受け取り、500万~1千万ウォンずつ何回にも分けて再びパク補佐官に送金する手続きを踏んだのだ。
検察はパク補佐官が不法に受け取ったロビー資金を洗濯する過程で、イ・サンドク議員補佐陣らの口座を動員した事実に注目している。 イ議員の補佐陣がパク補佐官の‘犯罪収益’を隠すために結果的に手伝ったためだ。 検察はこれら補佐陣が‘民願担当’であるパク補佐官が否定した請託と共に金を受け取ったという事実をあらかじめ知っていた可能性があると見ている。
検察は特に多額の資金を500万~1千万ウォンずつ‘小額’に分けて送金した形態に注目している。 検察は彼らが一日2千万ウォン以上の現金を入・出金すれば取引者の身元と取引金額を金融情報分析院(FIU)が電算機で自動報告する‘高額現金取引報告制度’を意識して緻密な‘マネーロンダリング’を試みたと見ている。検察はパク補佐官を逮捕した去る8日、イ議員室の女性秘書2人を召還調査した。イ・サンドク議員はその直後の11日に19代総選挙不出馬を宣言した。検察は残り2人の補佐陣も今週中には召還調査する計画だ。
これに対してイ・サンドク議員側は「パク補佐官が資金の手伝いをさせれば、下級者である秘書官や秘書は何の疑いもなしに言われるままに手伝いをしたに過ぎず、組織的マネーロンダリングなどと言うものではない」と話した。
キム・テギュ、ノ・ヒョンウン記者 dokbul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/509874.html 訳J.S