原文入力:2011/12/12 08:37(1738字)
イ・テヒ記者、キム・ウェヒョン記者
民主統合全党大会 陣痛の末に議決
全党大会 出席だけして投票拒否‘定足数未達’戦略
酒に酔った代議員ら 統合発表 演壇占拠 襟首掴み
反対派 "在籍過半数未達で無効" 訴訟準備
←椅子まで振り上げて 民主党臨時全国代議員大会が開かれた11日午後、ソウル、松坡区(ソンパグ)、蚕室(チャムシル)体育館で市民統合党との合党および韓国労総などとの統合が陣痛の末に議決されるや、それに反対する党員たちが抗議し体当たりをしている。イ・ジョンア記者 leej@hani.co.kr
11日夜9時40分、民主党全党大会が開かれたソウル、蚕室体育館の壇上に突然人々が押し寄せた。統合反対派の党員・代議員らだった。
当時、壇上の演説台周辺では数人の女性党役員が酒に酔った民主党員らの乱入そ備え阻み立っていた状態であった。あっという間に押し寄せた彼らは党役員らを押し退け演壇を占拠した。女性党役員は悲鳴をあげ、一部男性党役員は暴力に遭った。イ・ソクヒョン全党大会議長による全党大会開票結果発表を阻むために駆けつけたのだ。彼らはイ・ソクヒョン議長の統合決議発表を阻むために、演壇防衛に立った党役員らの喉首を掴んだ。この過程で互いに絡まり演壇から墜落する人々が多かった。反対派は悪臭の出る魚醤た液体肥料を演壇と大会場に投げた。彼らは統合決議が宣言された後にも全党大会場を去らずに大声を上げた。
これを見守ったチェ・ヨンヒ民主党議員は、怒りながら「共倒れだ、本当に!」と叫んだ。アン・ヒジョン忠清南道(チュンチョンナムド)知事と前・現職民主党議員は演壇下でかたい表情で見守っていた。 歴代韓国政治史で党員と代議員らの乱入により、これほどにめちゃくちゃになった全党大会は珍しい。
この日、民主党全党大会場は開会前から各所で小競合いが起きた。統合に反対する人々は大会場進入段階から騒動を起こした。ある男性代議員は‘指紋を捺印しなければ代議員証の交付はできない’という20代女性党役員の頬を殴った。2003年ヨルリンウリ党と民主党の分党当時のいわゆる‘ランニング事件’の主役だったイ・某氏であった。 そばにいた別の男性はこの現場を取材した<ハンギョレ>記者の喉首を掴むこともした。
統合に反対する人々は、この日代議員に出入りが限定された全党大会場内に力づくで押しかけ各所で物理的衝突を起こした。 全党大会場の一画で「代議員証が偽造された」と叫ぶ人々もいた。
この日の夜、民主党指導部が開票結果も発表できない間、全党大会場は酒に酔った人々が各所を占拠していた。その中の一部は2003年ヨルリンウリ党と民主党が分裂した当時、民主党死守派に立った人々だった。悪口が行き来し、襟首掴みと腕力が行き交った。 2003年当時の状況を思い出させるのに十分な場面だった。
反対派はこの日の全党大会の結果に従わず、法的訴訟も辞さないという態度だ。 彼らは全党大会などで「在籍構成員の過半数出席と出席構成員の過半数賛成で議決する」という党憲の解釈を問題にしている。投票をしてこそ出席と見なさなければならないという主張だ。投票人員が5067人で、在籍過半数5282人に達し得なかったためだ。しかしこの日の夕方に緊急招集された党務委員会では全党大会場に入ってきた人を出席と見るべきだと全員一致で決議した。この日、全党大会に参加した人々は計5820人だった。党憲党規に対する解釈権が党務委員会にある以上、反対派が法的に問題と見なしても全党大会結果が無効化されることは難しいと見られる。しかしこの日の衝突で統合支持派と反対派の対立は明確に一線を越したように見える。 この結果が今後、民主党内部でどんな不和の種につながることになるかが注目される。
イ・テヒ、キム・ウェヒョン記者 hermes@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/509665.html 訳J.S