原文入力:2011/12/07 22:16(1662字)
パク・テウ記者
10余ヶ所 志願 3ヶ所だけ当選
運動圏敬遠現象 依然
"学内問題 おろそかにしたため" 分析も
先月から最近まで行われた大学総学生会選挙で今年、半額授業料運動をリードした韓国大学生連合(韓大連)系列候補が大量に苦杯をなめ、進歩指向の総学生会が昨年に比べ半分水準に減った。半額授業料運動の熱気とソウル市長補欠選挙の際の20代の高い投票率、インターネット パッケスト放送‘ナコムス’熱風などを挙げて大学生の進歩的政治参加が広がっているという分析が多かったが、実際の大学総学生会選挙結果は異なる様相で現れた。
<ハンギョレ>が7日までに選挙日程が終わったソウル市内主要20大学の総学生会選挙結果を分析してみると、韓大連系列の選挙運動本部(選本)は10ヶ余りの大学で候補を出したが、淑明(スンミョン)女子大など3ヶ所だけで当選者を出した。今年、韓大連系列が総学生会を引き受けた高麗(コリョ)大・延世(ヨンセ)大などでは反対に韓大連系列の候補が落選し非運動圏指向の候補が当選した。韓大連を含め進歩指向の総学生会は昨年の12校から6校に減った。
韓大連は今年重要な社会的議題に浮上した半額授業料運動を主導し、大学内外で存在を浮上させ、学校内でも半額生活費運動などを行い大学生の教育権問題を積極的に提起してきた。そのため韓大連側ではこういう選挙結果に対して多少衝撃的という反応を示している。韓大連関係者たちは「評価がまだ進行中」としながらも「半額授業料をメイン公約として掲げたが選挙で他の選本の各種福祉政策や運動圏・非運動圏争点に押されてイシュー化され得なかった」と説明した。「学生たちが半額授業料問題を自身の問題として見てはいるが、学生会が解決する問題とは見なかったようだ」という内部評価も出てきた。
社会関係網サービス(SNS)等を通して進歩的な政治的意思を表現してきた学生たちが、自身が属する学校の総学生会選挙で‘別の選択’をした理由は何だろうか? まず学生たちは学生会を政治的意思を表現する空間とは考えない傾向が目立った。弘益(ホンイク)大パク・某(24・英文学科4)氏は「学生たちが半額授業料など政治的意思表現に関心はあるが、就職問題などで直接参加するケースは多くない」として「学生会が社会問題に熱中するより、学内問題に神経を使ってくれることを願う学生たちが多い」と話した。韓国外大チョ・某(20)氏も「学生会に対する不信があり、韓-米自由貿易協定(FTA)反対集会に出て行く時も学生会と行くのではなく個人的に参加する」と話した。半額授業料よりソウル市長選挙にむしろ関心が多かったという成均館(ソンギュングァン)大チャン・某(22・女)氏も「ソウル市長に比べ学生会ができることはあまりないようだ」として「勉強だけして家に行くので学校には特別な所属感がない」と話した。
‘ナコムス’熱風などをはじめとするSNSでの進歩的意思開陳を大学生の政治意識拡張と判断することは早合点だという意見もある。延世大キム・ソンウ(21・社会学科3)氏は「半額授業料運動の時も学校外とは違って学校内では静かな感じだった」として「‘ナコムス’を学生たちが楽しんで聞くのも一種の‘芸能’として聞くのであって、それ自体が政治的行動につながると見ることは難しいようだ」と話した。
これに対してキム・ホギ延世大教授(社会学)は「最近の政治的傾向は投票行動主義に代弁される個人主義的市民政治」として「個人的日常に食い込む生活政治を引き出せない韓大連が学生たちの支持を受けられないだろう」と話した。
パク・テウ、ジョンファンボン記者 ehot@hani.co.kr
原文: 訳J.S