原文入力:2011/12/01 21:42(1159字)
パク・テウ記者
私が記憶するリ・ヨンヒ(李泳禧)
キム・ソンジュ、チェ・マヌォン氏ら縁を語る
←故リ・ヨンヒ先生
この日‘私が記憶するリ・ヨンヒ’では、リ・ヨンヒ先生と縁を結んだ多彩な人々が出てきて‘私だけのリ・ヨンヒ’を紹介した。
2005年、浪人生時期に古本屋でリ先生の<対話>を読み先生のファン カフェに加入し縁を結び始めたというキム・ミンス(26・中央大4)氏は2006年に先生から発表文の整理を手伝ってくれという提案を受けた経験を語った。彼は「ノートブックで先生のお言葉を書くことにびっしりと緊張していたが、昼寝時間もくれタバコも吸ってこいとおっしゃった」として「とても人間的な姿に驚いた」と話した。
リ先生の本を読んで中国社会主義を勉強するために1991年に中国留学に行ったチェ・マヌォン朝鮮大講師は本の内容と直接見た中国の現実が大きく違っていて苦しい心でリ先生にいきなり手紙を送ったという。彼は「先生が期待してもいなかった返事を送ってきましたが、‘私は君に中国に留学に行けと言ったことはない。私の視点で中国社会主義を分析しただけだ。チェ君も自分だけの視角で中国を勉強しなさい’と仰った」と話した。リ先生が生前に尊敬した中国文学家魯迅の故郷などに二度一緒に旅行してきたというチェ氏は「案内をして差し上げたお礼に先生は‘社会科学をする人が‘同じです’のような表現を使ってはいけない’というお叱りをくれた」として「この言葉が学者として堂々と熾烈に生きる上で多いに役立った」と明らかにした。
キム・ソンジュ前<ハンギョレ>論説主幹が話したリ・ヨンヒ先生の話はこの日集まった人々に濃い感動を伝えた。キム氏はリ・ヨンヒ先生を‘どんな状況でも自尊心を守った方’と評価した。彼は<朝鮮日報>から解職された後、本のセールスマンをしながら重い全集を両手に持ち市庁前の地下歩道を歩いたリ・ヨンヒの姿、金大中・盧武鉉政権の時に集会参加のために言論会館にきて国会議員・長官になった後輩が自家用車に乗って帰る時、痛むからだをおして独りで杖をついて歩いていたリ・ヨンヒの姿を紹介した。「その後ろ姿に彼の自尊心を感じた」という彼は「個人としての自尊心、言論人としての自尊心、民族としての自尊心などを感じさせないようにする時代だが、どんな時代でも先生のように自尊心のある人間は常に生まれるだろう」と話した。 パク・テウ記者 ehot@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/508130.html 訳J.S