原文入力:2011/11/28 15:25(1488字)
パク・ヨンニュル記者
ヤン・ユンジェ前ソウル市行政2副市長、数億ウォンのわいろ受け取り最高裁で5年刑宣告
MB就任 6ヶ月後に光復節特別赦免、4ヶ月後には長官級民間委員に
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国土海洋部が清渓川(チョンゲチョン)事業を展開する過程で不正にかかわり懲役5年を宣告された李明博大統領の側近ヤン・ユンジェ(62)前ソウル市行政2副市長を4大河川親水区域造成委員会委員に選任した事実が明らかになった。 清渓川周辺部再開発と関連して数億ウォンのわいろを受け取り最高裁で刑が確定された人物を大規模開発事業を審議する席に座らせたことに対して論難が起きている。
国土部は「去る9月、ヤン前副市長を都市計画・都市設計・景観分野中央行政機関推薦委員に選任した」と28日明らかにした。 クォン・ドヨプ国土海洋部長官が委員長を受け持っている親水区域造成委員会は、親水区域指定および変更、実施計画樹立および変更、基金運用事項、主要政策事項などを審議する核心機構だ。クォン長官の他に企画財政部、行政安全部、文化体育観光部、環境部、国土海洋部など関連部署次官らで構成された当然職5人、委員会推薦委員3人、中央行政機関推薦委員12人などで構成されている。 当然職を除く委員は国土部長官が任命する。
ヤン前副市長はソウル大環境大学院教授として在職し李明博大統領がソウル市長であった2002年8月に招聘されて清渓川復元推進本部長を引き受け、2004年7月にはソウル市行政2副市長に上がった。だが、清渓川復元推進本部長であった2003年12月、不動産開発業者から高度制限を解除して欲しいなどの請託と共に数億ウォンのわいろを受け取った容疑で2005年5月に拘束起訴され2006年6月最高裁で懲役5年の刑が確定した。ソウル大は控訴審判決直後の2006年2月、ヤン前副市長を教授職から解任した。
しかし、ヤン前副市長は李明博大統領が就任して6ヶ月後の2008年、光復節特別赦免を受けた後、4ヶ月後には長官級である大統領直属建築政策委員会民間委員に抜擢され報恩人事論難が起きた。2009年11月、ソウル大農業生命科学大造形地域システム工学部基金教授職公募に単独志願し復帰を試み、大きな論難が起きて結局、復帰は失敗に終わった。 ヤン前副市長は現在、韓国都市設計学会長と韓国科学技術院(カイスト)客員教授を受け持っている。
国土部はこれに対して「ヤン委員が現在、韓国都市設計学会長を受け持っていて、都市設計分野の専門家として他の委員としても活動していて親水区域内の建築および都市設計分野の諮問のために委嘱したこと」としながら何ら問題がないという態度を見せた。
イ・チョルジェ環境運動連合局長は「イ大統領と関係が格別なヤン前副市長を大規模開発事業を審議する親水区域造成委員会委員に座らせたことは魚を盗んだ猫に魚屋を任せるようなもの」としながら「ヤン前副市長の選任を撤回しなければならない」と指摘した。
4大河川親水区域事業は国家河川の両側各2km以内地域を指定して住居、商業、レジャーなどの機能を整えた施設を作る大規模開発事業だ。
パク・ヨンニュル記者 ylpak@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/507477.html 訳J.S