原文入力:2011/11/23 21:21(1319字)
ソク・ジンファン記者
催涙弾をぶちまけたキム・ソンドン議員
「テロリストは私ではなく与党 法的責任を負う心の準備はできている”
←22日午後 国会本会議場でキム・ソンドン民主労働党議員(中央)がチョン・ウイファ国会副議長に催涙粉を撒いたあと目をとじたまま顔を伏せている。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr
「テロに遭ったのは大韓民国庶民の希望と未来です。ハンナラ党とイ・ミョンバク政府が庶民の生存権をテロしたのです。」
キム・ソンドン民主労働党議員は23日<ハンギョレ>とのインタビューで“テロリスト”と自身を批判する人々に向かって「本当に残忍で危険なテロリストは誰か」と反論した。 前日韓-米自由貿易協定(FTA)批准案抜き打ち採決に抗議して催涙弾を使ったことと関連しては「そうするほかなかった。胸が痛むが、私になぜそうしたのかと尋ねる前に、庶民に血の涙を要求する協定をなぜあのように処理しなければならなかったのかを先に問い詰めなければならないのではないか」と問い返した。 依然として、抜打ち採決を防げなかった鬱憤がこめられた声であった。
「何故、よりによって催涙弾だったのか」という問いに彼は「ハンナラ党議員が無理にでも国民の前で涙を流さなければならないと思った」と答えた。 「去る5月、韓-ヨーロッパ連合(EU)自由貿易協定批准のとき反対討論に出た民主労働党議員らをやじり嘲弄して笑った彼らの姿が思い出され、じっと見ていることができなかった。彼らに涙を返してやりたかった」という。
国会議員として会議場でそのような行動をしたことに対する批判は、自身が甘んじて受けなければならないと言った。しかし彼は、「ただし、庶民の生存権を踏みにじって国の経済・司法・政策主権を蹂躪する国会は、すでに死亡宣告を受けたも同然」として「当時国会には尊重すべき権威など存在しなかった」と強調した。「実際に批准案処理阻止が可能と判断したか」と聞くと、「そのくらいやれば、国民の意思が伝えられて国会副議長が会議を中断するか散会宣言をするだろうと見た。 副議長が泣きながら押し切るとは思わなかった」と答えた。
ハンナラ党はこの日キム議員の議員職辞任を要求し応分の責任を追及する措置が必要だと主張した。ホン・ジュンピョ ハンナラ党代表も「国会事務総長や国会議長などが決めて措置すべきだ」という立場を明らかにした。 これに対してキム議員は「批判もあったが、民心をきちんと伝えたという激励の電話もたくさん受けた」として「(責任を負わなければならない問題に対しては)心の準備と覚悟が全てできている。 だが、庶民にテロを加えたハンナラ党とイ・ミョンバク政府には私を処罰する資格がないと考える」と語った。
ソク・チンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/506905.html 訳A.K