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チェ・ムンスン「 FTA、参与政府の誤った政策…反省しなければ」

原文入力:20111118 15:37(1242字)


「経済規模の格差の大きい国同士が協定結べば一方に吸い込まれる。
ISD廃棄にのみ懸命になっていてはだめ…スタートから誤っている協定だ」


←チェ・ムンスン江原道(カンウォンド)知事. (ハンギョレ21 チョン・ヨンイル)


チェ・ムンスン江原道知事は18日「韓-米FTA推進は前任ノ・ムヒョン政権の誤りを反省しなければならない問題であって、(政策の)連続性を主張することではない」と語った。 最近韓-米FTA国会批准を主張したソン・ヨンギル仁川市長とアン・ヒジョン忠南道(チュンナムド)知事のような民主党出身の広域自治体長とは全く違う反応であり、注目される。

チェ知事はこの日の午後記者たちと会い「韓-米FTAは参与政府が推進した政策の中で誤った政策の代表的なもの」として「このために進歩陣営のアイデンティティが揺らぎ、直・間接的に政権を失うことになった原因を提供したと考える」と言った。 彼は「前政権が推進したからといって全部が最高のものとはならない」として「かえって今が誤りを正す機会だ」と話した。


協定批准により地方自治体が直面することになる困難に対する憂慮についても言及した。 チェ知事は「すでに国内的に“自由貿易”が貫徹された地域と言える江原道は、全てのものが首都圏に吸い込まれていっている局面」として「経済規模が途方もなく違う国家同士がFTAを結べば、富は一方に吸い込まれていくしかない」と指摘した。 また、チェ知事は「韓-米FTAが締結されれば江原道は農・畜産業分野などで致命的な打撃を受けざるを得ない」として「特に憲法的価値と地方自治を傷つける可能性のある部分も(協定に)相当部分入っていると聞いている」と付け加えた。


チェ知事は続いて「韓-米FTAは投資家・国家訴訟制(ISD)等の一部害をもたらす条項の問題でなく、スタートから誤っているもの」として「民主党が投資家・国家訴訟制廃棄だけに総力を挙げるのは間違っていると考える」と批判した。 彼は「FTAが経済成長にも有効でないということはすでに検証されたことだ」として「グローバル化した大企業だけ肥えさせて、農業をはじめとする国家経済全般を危機に追い込むことになろう」と話した。


チェ知事はまた「新自由主義に従った国々が低成長・高い失業率の中で危機を迎えているのは世界的な現象」として「世界各国で新自由主義秩序の危険性を遅ればせながら知ってそこから離脱しようとする努力を見せているのに、私たち韓国だけ時計の針を逆に回してはいけない」と強調した。


春川(チュンチョン)/チョン・インファン記者 inhwan@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/506092.html 訳A.K