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クムジョン窟 遺骸 永眠の地 市議会は知らぬ顔

原文入力:2011/11/17 22:54(1164字)
高陽(コヤン)市、平和公園‘予算0ウォン’
パク・ギョンマン記者


チョンア公園に臨時安置の状態
市議会は条例上程せず
市 "来年にも使えるお金がない"


韓国戦争時、京畿(キョンギ)高陽市(コヤンシ)のクムジョン窟で集団犠牲になった民間人153人の遺骸安置と歴史平和公園造成事業が高陽市と高陽市議会の消極的態度により5年続けて解決の兆しが見られない。 同じ時期に慶南(キョンナム)、山清(サンチョン)・咸陽と居昌などで無残に虐殺された民間人のための追慕公園が相次ぎ造成されたこととは対照を見せている。

17日、高陽市などの話を総合すれば、高陽市は予算不足を理由に来年度にクムジョン窟犠牲者のための平和公園造成事業のための予算案を編成せず、高揚市議会は来る21日から開かれる定例会に‘高陽市戦争犠牲者のための高陽歴史平和公園造成および支援などに関する条例’(高揚歴史平和公園条例)を上程しない計画であることが確認された。


‘高陽歴史平和公園条例’は去る4月など2回にわたり市議会で相次ぎ係留されたのに続き、先月14日の本会議上程のための常任委員会投票の結果 ハンナラ党議員らの反対で否決された。


条例案を発議したワン・ソンオク市会議員は「否決された条例案修正がまだできない状態なので次の会期に再び推進する」と話した。1995年遺族たちによって発掘されソウル大病院倉庫に16年間にわたり保管されてきたクムジョン窟遺骸は去る9月、高陽市に戻りチョンア公園に2年間臨時安置された状態だ。


高陽地域の32ヶ市民団体で構成された‘高陽市民社会連帯会議’はこの日声明を出し「不法に非武装民間人を集団処刑したことは反倫理的犯罪行為」として「高陽市は真実・和解委員会の勧告に従い犠牲者慰霊事業、遺骸安置などを直ちに施行せよ」と促した。


高陽市関係者は「市の財政状態が劣悪で来年度予算に入れることは無理」として「関連条例が否決され予算編成も保留した」と明らかにした。


‘真実・和解のための過去史整理委員会’は去る2007年6月、韓国戦争犠牲者の霊魂を慰める平和公園造成などの慰霊事業を政府と地方自治体に勧告した経緯がある。これに伴い、韓国戦争時期に民間人が集団犠牲になった慶南居昌と山清・咸陽をはじめ忠北(チュンブク)、永同郡(ヨンドングン)、老斤里(ノグルリ)、済州(チェジュ)など4ヶ所では平和・追慕公園がすでに造成され歴史・平和教育の場として活用されている。 パク・ギョンマン記者 mania@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/506052.html 訳J.S