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与 "書面合意要求は大統領に対する侮辱"…24日 FTA強行処理を示唆

原文入力:2011/11/16 22:35(2058字)
イム・インテク記者


与‘FTA批准処理’展望は
ホン代表、本会議の時まで連続的に議員集会を招集
17日の外交通商委 議決督励… "会議室でなくとも可能"
ファン・ウヨら穏健派が主張貫徹すれば12月へ持ち越すことも


←ホン・ジュンピョ ハンナラ党代表が16日午前、ソウル、汝矣島(ヨイド)の党事務所で開かれた最高・重鎮連席会議中にため息を吐いている。左側はファン・ウヨ院内代表、右側はキム・ヒョンオ前国会議長. カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

ハンナラ党が韓-米自由貿易協定(FTA)批准同意案を11月中に強行処理するための手順に入った。民主党が16日李明博大統領の‘投資家-国家訴訟制(ISD)再協議カード’を事実上拒否したことにより、来る24日の本会議で単独表決処理を試みる可能性が大きくなった。

この日民主党の逆提案に対しホン・ジュンピョ ハンナラ党代表は「外交慣例上のルールに反する」と語った。キム・ギヒョン スポークスマンはブリーフィングを通じて「民主党は大韓民国の大統領は信じられず、米国の長官は信じるということか情けない。こういう要求は国民が選出した大統領に対する欠礼が度を越して侮辱に近い水準」と強く批判した。


ハンナラ党は単独処理の可能性を強く示唆して民主党を圧迫した。ホン・ジュンピョ代表はこの日午前、最高重鎮会議・講演などで「一致団結してFTAを処理する時が来たという判断だ」「早急な期間内に、どんな困難があっても必ず処理する」と話した。今週に入り私席では批准案の‘11月処理’意思を数回明らかにしたとも伝えられている。「以前、会議場を占拠し消火器やハンマーが登場した時と比較すれば(条件が)まだ良い」とも話した。ホン代表は15日に3選以上議員、16日には再選議員を別途‘招集’したのに続き、17日ソウル地域初当選議員、18日京畿初当選議員、21日地方初当選議員、22日比例代表議員らと続けざまに昼食会合を行う。内部戦列を整備しているわけだ。


再選以上議員らの大多数は15~16日の昼食会の席で「批准案の早急な処理」「指導部に処理の時期・方式を一任」「国会法手続きにともなう処理」等で同意を集めたという。17日の議員総会では今後の外交通商統一委議決を促し、本会議単独処理を要求する強硬論が相次ぐものと見られる。以後には所管常任委の外交通商委で議決し、24日の本会議で表決処理を強行する手順だ。


職権上程権限を持ったパク・ヒテ国会議長が「外交通商委で先に処理しなければならない」と話してきたので外交通商委議決は前提条件になった。外交通商委ハンナラ党幹事のユ・ギジュン議員は「外交通商委全体会議室ではないところで処理しても今週中にはしなければならない」として「常任委はひとまず処理しておき、本会議の状況を見なければならない」と話した。ハンナラ党主導の外交通商委は最近野党議員が占拠中の全体会議室を避け第3の場所(当時 行政安全委)で所管予算案を処理した前例を作ったことがある。党はまた外交通商委から協商派のキム・セヨン議員を除き、強硬派のアン・サンス、イ・ユンソン議員を復帰させた。


党のある高位役員は「大統領も約束すると言っているのにハンナラ党がこれ以上先送りする名分がない」として「指導部は24日に処理しようという雰囲気」と話した。だが、試みはするものの実際の処理は12月へ持ち越す可能性もある。ファン・ウヨ院内代表、ナム・ギョンピル外交通商委員長などの穏健派は、民主党の態度変化をもう少し見守るという姿勢だ。ナム・ギョンピル委員長は「大統領がした約束も信じられないという民主党の態度をとうてい理解できない」としつつも「決断の瞬間まで交渉のひもを放さない」と話した。物理的処理に反対し断食中のチョン・テクン議員は「正常処理のために努力してきた人々が具体的行動計画で状況反転のために努力するだろう」とし「党内国会立て直しの集いの議員が同意しない限り強行処理は許されない」と話した。農村地方区選出のある議員は「地域の壮年層はFTAに絶対反対し本会議表決で反対をするか棄権するか悩み中」とし「農村地域選出の議員らと別に集いを推進する予定」と話した。


24日の本会議での処理試みが一回性の‘示威’に終わる場合、案件は次の本会議予定日である12月2日へ持ち越す。12月に来年度予算案と批准案を一気に処理しなければならないという議員も少なくない。批准案を先に強行処理する場合、政局が冷却され予算案を巡り再度の‘戦争’を予定しなければならないためだ。 イム・インテク記者 imit@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/505742.html 訳J.S