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チョン・ドンヨンに暴行した女性に、パク・ウォンスンも殴られた

原文入力:2011/11/15 18:40(2049字)
キム・ドヒョン記者、クォン・ヒョクチョル記者


"アカ、従北左派" と叫んでパク市長の首筋 加撃
"警察が保守右翼の狼藉を放置した結果、こんなことまで…"
突然の災難だったがパク市長は落ち着いて "続けましょう"


←第386次民間防衛の日をむかえ大規模停電対応模擬訓練が15日午後、ソウル、中区(チュング)のソウル市庁駅で行われた中で訓練を参観していたパク・ウォンスン ソウル市長が一人の市民に暴行された。 ソウル市提供


パク・ウォンスン ソウル市長が15日午後2時30分頃、ソウル地下鉄1号線市庁駅で開かれた民間防衛訓練に参加し、訓練状況の報告を受けている間 60代の女性に背中と首の後ろを殴られた。

 警察の調査とソウル市関係者の話を総合すれば、パク市長に暴行を加えたパク・某(62)氏は去る8月15日チョン・ドンヨン民主党議員(最高委員)の後ろ髪を掴むなどの乱暴を働いた人物と同一人物であることが明らかになった。この女性は二つの事件だけでなく去る6月には民主労働党所属カン・キガプ、クォン・ヨンギル議員の半額授業料実現1人示威の時にも駆け寄って暴力を行使しようとするなど常習的テロ行為をしていたことが明らかになった。


パク市長と一緒に訓練に参加していたソウル市公務員たちの話を総合すれば、市庁駅駅舎内で防毒マスク着用模範を見ていたパク市長の後方にいた女性が突然「アカがソウルを亡ぼす」「従北左派」と叫びながら駆け寄り、パク市長の背中と首筋を殴った。パク市長は慌てたがケガはしていないとソウル市が説明した。


 当時、周辺には訓練に参加した消防署員、ソウルメトロ職員、ソウル市公務員など100人余りがいたが、わずか1~2秒の間に起きたことなので防ぐことはできなかったという。 一度パク市長を殴ったこの女性は再び拳を振るおうとしたがソウル市職員たちに取り押さえられ地下鉄駅舎外に出て行った。


 突然の災難にあったがパク市長は落ち着いて「続けましょう」と指示し、民間防衛訓練状況を全ての報告を受けたという。当時パク市長は去る9月のような大規模停電事態で地下鉄駅舎内の照明が消え、エレベーター、スクリーン ドアの作動が止まった状態を想定した緊急状況での対応措置をまとめている最中だった。


 ソウル市はパク市長を殴ったこの女性が去る8月にチョン・ドンヨン民主党議員を暴行したパク・某(62)氏であることが確認されたと明らかにした。パク氏は去る8月15日午後、ソウル、清渓(チョンゲ)広場で開かれた‘半額授業料実現国民行動 授業料解放の日’行事に参加したチョン議員の後ろ髪をつかみ殴ったことがある。


 パク氏はチョン議員に対する暴行当時とカバンや帽子など似た身なりをしており、顔など容貌も同じであることが確認された。パク氏はチョン議員暴行当時にも「アカ」云々しながらテロを加えた。市民団体関係者は「この女性は6月29日清渓(チョンゲ)広場で開かれたカン・キガプ、クォン・ヨンギル民主労働党議員の半額授業料実践要求1人示威の時にも、両議員に駆け寄り攻撃しようとしたが制止された」と話した。


 関係者は「警察が保守右翼団体の狼藉をまともに捜査せず放置を繰り返した結果、こうしたことが起きた」とし警察のいい加減な捜査を批判した。去る8月12日夜にはアスファルト右翼を自任するカン・ジェチョン氏がソウル、汝矣島(ヨイド)の韓国放送前で‘李承晩称賛放送阻止’のために座り込み中の独立運動家の子孫や抗日関連団体のテント座込み場に乱入し文具用カッターで垂れ幕を破るなど暴れ警察に連行される事件が起きた。


これに対してパク・ウォンスン市長は「誰がぴしゃっとした感じはあったが(報告を)そのまま続けた」として「私はうーん、別によく意識できなかった」と話した。パク市長は「市長が色々な人がいることを理解しなければならない」として捜査依頼はしない方針だと明確にした。
ソウル市関係者は「パク市長がケガはしていないので暴力を振るったパク氏に対する処罰や捜査を警察に要請してはいない」と説明した。ソウル市長は大統領とは異なり現場訪問をしても市の公務員たちが随行するだけで特別な警護対策は立てていない。


 リュ・ギョンギ ソウル市スポークスマンは「今日のようなことが起きないよう根本的な警護対策をたてる」として「市長が市民と親しく疎通するという立場なので、市民に不便を与えずに親しくできる方法を考える」と明らかにした。


クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr ,キム・ドヒョン先任記者 aip209@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/505528.html 訳J.S