原文入力:2011/11/14 22:33(974字)
クォン・ヒョクチョル記者
"顔を見ながら討論しようとしたが…" 公務員たち後ろの席に‘集中’
"職員たちと丸く座って顔を向かい合わせながら率直に話そうとしたが…" パク・ウォンスン ソウル市長は14日午後、ソウル、中区(チュング)、西小門洞(ソソムンドン)のソウル市庁別館厚生棟4階講堂で開かれた‘職員との円卓会議’冒頭で席の配置に対する物足りなさから打ち明けた。パク市長は自身の席だけが行事場所の一番前面にポツンと突き出て配置されており、職員は後ろの席に集まって座っていることを指摘した。
当初パク市長は会議を準備しながら「単純に報告して質問するのではなく、互いに顔を見て討論したら良い」と強調し、円卓会議という形式に相応しく市庁・事業所・傘下機関の250人余りの職員たちと分け隔てない疎通を期待した。
だが、位階秩序が厳格な公務員社会で高位幹部でもない平職員が市長と顔を向かい合わせて水平的関係で対話するということは想像しがたいことだった。パク市長の意とは異なり訓示と報告に相応しい席配置になってしまった。
パク市長は公務員たちに 「公約も重要だが誰と一緒にそれを成し遂げるのかがより重要だ」として「市長が何と言おうと無条件に従わうのではなく駄目なものは駄目だと進んで話して欲しい」と頼んだ。続けて彼は「いかなる場合にも信頼が重要だ。私に協賛人生という人がいるが、今回もアン・チョルス院長、200万人を越える市民が協賛した。それはみな信頼から始まったこと」とし「今度は皆さんの協賛が必要だ」と話した。
職員はパク市長に昇進機会の拡大要求、人事の公平性、業務過大と人材追加配置、民営化に対する憂慮などを伝え、パク市長はそれらの発言をいちいち手帳に書いた。彼は「福祉をあまり増やせば受恵者が公務員に依存することになりかねない」というある職員の福祉過剰憂慮に対して「福祉は投資と考え、人が生きてこそ創造的なことが可能だ」と説得した。
クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr
原文: 訳J.S