原文入力:2011/11/10 21:22(1602字)
アン・チャンヒョン記者
"疎通強化する" 口先だけ
与党 刷新派の謝罪要求にも
内谷洞(ネゴクトン)私邸釈明世論にも
責任ある返答をセず箝口
与党でも "苦々しい"
←李明博大統領が10日午前、大統領府で開かれた第103次非常経済対策会議を主宰し‘電力需給安定および汎国民エネルギー節約対策’等が盛り込まれた資料集を見ている。 大統領府提供
李明博大統領が10・26ソウル市長補欠選挙敗北後、直ちに 「疎通を強化する」 と言ったが、疎通とは距離が遠い歩みを続けているという指摘が出ている。与党でもこうした態度を批判する声が強い。
大統領の謝罪と国政基調転換要求を込めたハンナラ党刷新派議員25人の書簡に対するイ大統領の反応は「無返答で返事を送っている」とのことだった。去る9日、米国公営ラジオ放送<NPR>と行ったインタビューであった。与党の刷新要求に対する初めての公式反応であるのに、分かるような分からないような曖昧な内容である上に、外国マスコミとのインタビューで前後の脈絡なしに飛び出してきた話であるため混乱を加重した。
イ大統領は退任後の構想も最近米国で発刊された英文自叙伝を通じて初めて明らかにした。国内マスコミより外国マスコミとの疎通に重点を置いてきたこの間の歩みを継続しているということだ。
与党でさえもイ大統領のこういう疎通方式に苦々しさを訴えて出た。ユ・スンミン ハンナラ党最高委員は10日、最高委員会議で「いつかは大統領が(議員らの)要求に対して明確な返事をしなければならない」と話した。 ウォン・ヒリョン最高委員も「イ大統領の沈黙が返答だという言葉に対してこのままでは本当に心配になる」として「煮え立つ民心に対して誠意と責任のある疎通の努力が必要だ」と指摘した。
イ大統領は‘国庫 私邸’という批判を受けたソウル、瑞草区(ソチョグ)、内谷洞(ネゴクトン)私邸問題に対しても白紙化発表以後には一切口を閉ざしている。大統領府はあえて謝る必要はないという態度だ。キム・ヒョジェ政務首席は去る7日、国会予算決算委でチョン・テクン ハンナラ党議員が内谷洞私邸に対する謝罪を要求するや「世論の指摘を受けてすぐ白紙化した。その問題を謝罪と連結するのはどうか…」と話した。
大統領府はイ大統領の子息シヒョン(33)氏名義の私邸敷地と予算42億8千万ウォンが投入された警護施設敷地に対する処分計画も明らかにしていない。それと共にソウル江南区(カンナムグ)、論ヒョン洞の私邸警護施設建設が至急必要だとし国会に敷地購入費40億ウォンなど72億ウォンを申請し67億6400万ウォンの配分を受けた。シヒョン氏が借りた金と国家予算をかき混ぜて土地を買った理由、資金配分基準などの色々な疑惑は全く解消されていない状態だ。
イ・ヨンソプ民主党スポークスマンは10日論評して「イ大統領が謝罪はさておくとしても何一つ説明もせずに私邸予算を再び編成する行政浪費まで発生した」として「イ大統領は今からでも内谷洞疑惑に対して明明白白に明らかにするように願う」と話した。
‘ヨンポ(迎日・浦項(ポハン))ライン’の核心であるイ・カンドク(49)京畿庁長をソウル庁長に内定したこともイ大統領の‘不通行動’事例として指摘される。キム・ジンピョ民主党院内代表はこの日、高位政策会議で「市民との疎通は眼中になく‘明博山城’を積むという不通者」だとして「10・26補欠選結果を重く受け入れるという人事方式がこれのことか」と批判した。
アン・チャンヒョン、イ・ジウン記者 blue@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/504973.html 訳J.S