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庶民ら 冬が来るのにどうすれば

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/504814.html

原文入力:2011/11/09 22:59(1004字)
ホン・ヨンドク記者


経済的理由で都市ガス費を払えず供給中断
京畿道(キョンギド)9ヶ所だけで1万8千世帯に


庶民の暮らしがますます難しくなり今年、京畿道で都市ガスの供給が切れたまま越冬しなければならない住民が1万8千世帯に増えると予想され対策準備が急がれている。

京畿道議会ソン・ヨンジュ議員(民主労働党)が9日、道内31市・郡の中で水原(スウォン)・富川(プチョン)・安山(アンサン)・高陽(コヤン)・華城(ファソン)など人口50万人以上の9市を対象に家庭用都市ガス利用実態を分析した結果、ガス代を払えずに冬季3ヶ月間ガス供給が切られた所帯数は2009年12月から2010年2月まで1万3004世帯、未納額は7億7185万ウォンで世帯当り平均6万3880ウォンだった。また、2010年から去る2月までは1万2543世帯、未納額は7億5522万ウォンで世帯当り平均6万530ウォンであることがわかった。


経済事情が悪化する中でこのようにガス料金を納められずにガスの供給が切れた所帯数は今年の冬には1万8千世帯へ5千余世帯が増えるものと予想されている。実際、2010年9月の都市ガス料金未納額は123億ウォン余り、未納所帯数は38万世帯余りだったが、今年9月には未納額が185億ウォンとなり50.5%増えており、未納所帯数は46万世帯余りで21.2%も急増し、この傾向が変わらなければ今冬これら9市でガス供給が中断される所帯数は1万8千世帯に至る展望だ。


特に必須エネルギーである電気は冬期には料金を納められなくとも最低電力にあたる200Wは必須提供している反面、都市ガスは料金未納時に供給が中断され改善が急がれているという指摘だ。


ソン議員は「対象を京畿道全体に拡大すれば、実際に金がなくて都市ガスが切られたまま冬を送らなければならない住民数はさらに多くなる」とし「電気と都市ガスは誰もが享受できなければならない基礎エネルギーであるだけに直ちにこれらの人々の越冬対策をたて、基礎エネルギーを普遍的に保障する条例制定が必要だ」と話した。 ホン・ヨンドク記者 ydhong@hani.co.kr


原文: 訳J.S