原文入力:2011/11/08 21:09(1499字)
キム/\・ウェヒョン記者
カン・ヨンソク議員、予算削減要求
知識経済部 "削減しても支障ない" 明らかに
即座に知識経済委員会 全体会議 通過
←カン・ヨンソク無所属議員とアン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長. ハンギョレ資料写真、ニューシス
国会がアン・チョルス研究所に配分されたモバイル関連ソフトウェア開発予算を全額削減し、野党側の問題提起により9日に再議論することになった。
国会知識経済委員会は8日午後に開かれた全体会議で政府がこの研究所に配分した‘モバイル悪性プログラム探知および防御ソリューション開発事業’予算14億ウォンを削減することに決めた。
この事業はアン・チョルス研究所を中心とするコンソーシアムが2010年から3年間推進するもので、去る9月には知識経済部実施事業評価で一種の合格判定である‘課題継続遂行’判定を受けていた。問題は先週カン・ヨンソク無所属議員が「アン・チョルス研究所の技術力が充分でなく、年度別予算執行率も低調だ」として削減を何度も要求したことにより始まった。8日午前に開かれた知識経済委員会予算決算小委員会で知識経済部側は「アン・チョルス研究所関連予算14億ウォンを削減しても問題ない」という立場を明らかにした。結局、削減案は与野党議員らの反対なしでこの日午後に開かれた全体会議まで通過した。
すると予算削減の背景に政治的目的があるという論難が起きた。削減を主導した人物が去る10・26ソウル市長補欠選挙過程でパク・ウォンスン市長とアン・チョルス院長を集中攻撃したカン・ヨンソク議員だという点はこういう観測の信ぴょう性を後押しする。
関連業界の反発も溢れでた。ある業界関係者は「アン・チョルス研究所の事業は世界的なソフトウェアを作ろうという政府の‘ワールドベストソフトウェア(WBS)プロジェクト’のひとつなのに、この中で予算が削減されたのはアン・チョルス研究所だけ」とし「アン・チョルス研究所は2003年に携帯電話用ワクチンを世界で初めて開発するなど技術力が優れた会社なのに理解が出来ない」と話した。
一部ネチズンはツイッターなどで野党の幹事であり予算小委委員長のチョ・ギョンテ民主党議員を荒々しく非難した。
結局、野党側の要請で全体会議が夕方6時20分頃に再招集された。この席でチョ議員は「特定個人や特定会社に対する予算を調整することは適切でない。 再議論しなければならない」と主張した。民主党所属のキム・ヨンファン知識経済委員長も「全体予算の中で一つの部分だけを議論したことは誤った決定だ。9日にまた議論する」として散会を宣言した。するとカン・ヨンソク議員は「なぜ発言機会を与えないのか」と抗議し「いつから民主党がアン・チョルスに乗っ取られたのか、アン・チョルス(院長を)総裁にしろ」と詰め寄った。
知識経済委員会与野党幹事は9日午前、ホン・ソクウ知識経済部長官候補者に対する人事聴聞会に先立ち、アン・チョルス研究所関連予算削減を再議論することに決めた。8日に議決された予算案はまだ予算決算特別委員会へ渡していない上に、国会法は‘翻案’(案件をひっくり返すということ)を許容しており削減案が取り消しになる可能性もある。
キム・ウェヒョン記者 oscar@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/504550.html 訳J.S