原文入力:2011/11/08 08:25(1416字)
イ・テヒ記者、キム・ウェヒョン記者
ソウル市党員名簿 入手分析
ソウル市党員31万人余り中 20代は6%…30代 13%のみ
"それすら党員の子弟が多い"
←先月3日‘ソウル市長補欠選挙野党圏候補単一化選挙戦’が開かれたソウル、奨忠(チャンチュン)体育館で選挙人団が投票をしている。若年層が大挙投票に参加しパク・ウォンスン市民候補がパク・ヨンソン民主党候補を破り勝利した。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
20~30代若年層の民心と乖離した‘老いた民主党’の実体が確認された。
<ハンギョレ>が7日入手した民主党ソウル市党員名簿を見れば、31万8000人余りに及ぶソウル市党員の中で20代(19~29才)の比率は6.1%、30代の比率は13.3%に過ぎないことが分かった。 これはソウル市有権者全体の中で20代と30代の比率22.1%と22.0%(2010年統計庁資料)に遥かに至らない。20代党員比率は20代全体の4分の1水準で、30代は半分を若干上回る程度に終わった。
民主党が10・26ソウル市長補欠選挙で自らの候補を出すことすらできず有権者の関心から遠ざかる危機状況に陥ったのは若年層を吸収できない老いた党員構造が一役買っているという指摘が出てくる。
20~30代をあわせて見れば、ソウル市の有権者は44.1%に達するが、ソウル地域20~30代民主党員比率は19.4%に終わった。10・26ソウル市長補欠選挙でパク・ウォンスン候補に票を集中させた年齢帯が20~30代という点に照らしてみる時、民主党と2030世代は深刻な断絶を体験しているわけだ。 このソウル市党員名簿は去る9月25日民主党ソウル市長選挙戦の際に更新された最も最新のものだ。
←ソウル地域民主党員vsソウル有権者比率
これに反し40~50代は民主党の‘主力部隊’を形成している。 40代25.0%、50代30.5%で、40~50代が半分を越える55.5%に及ぶ。60代以上は25.1%であった。全体的に見れば、ソウル市有権者の20~40代が64.4%なのに、民主党員は40~60代が72.8%に達した。
その結果50代ではソウル市民100人中7.1人が民主党員なのに比べ、20代では100人中1.1人だけが民主党員として登録されていた。 全体的に民主党が若年層比重は過度に低く50才以上の比率は過度に高い奇形的な年齢構造になっているわけだ。
その上、民主党の20代党員比率さえバブルという分析がある。民主党のある関係者は 「現在20代党員たちの相当数が熱情的な民主党党員たちの子弟や親戚のケース」として「自発的に党員として登録した人は多くないと理解している」と話した。
時事評論家キム・ヨンミン氏は「今回のソウル市長補欠選挙で今の20~30代が政治に無関心ではないという事実が確認された」として「民主党の年齢別党員比率は古くて固陋になった韓国政党の党員構造をそのまま示している」と話した。
イ・テヒ、キム・ウェヒョン記者 hermes@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/504463.html 訳J.S