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与党 刷新派‘大統領に書信’伝達…大統領府 不快な表情

原文入力:20111106 20:09(1493字)
ソンチェ・ギョンファ記者


大統領府 "大統領海外滞在中に…こういう方式での問題提起は遺憾"


←ハンナラ党の刷新派議員が6日午後、ソウル、汝矣島(ヨイド)の党事務所で‘大統領様に差し上げる文’を発表するため記者会見場に入っている。 左からチョン・テクン、キム・ソンシク、ク・サンチャン議員。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr


ハンナラ党刷新派議員25人が6日、大統領の対国民謝罪要求などが盛り込まれた書信を大統領府に伝達した。しかし、大統領府はこれに対し「こういう方式の問題提起は遺憾」とし不快な表情を隠さなかった。

キム・ソンシク、チョン・テクン、ク・サンチャン議員らはこの日午後、ソウル、汝矣島の党事務所で記者会見を行い「大統領に差し上げる5ヶ目要求が盛り込まれた書信をチョン・テクン議員が午後2時頃、大統領府キム・ヒョジェ政務首席に伝達した」と明らかにした。大統領の対国民謝罪、747公約廃棄、人事刷新、表現の自由保障、側近不正迅速処理と検察改革などの要求が含まれたこの書信には、ウォン・ヒリョン、ナム・ギョンピル最高委員を含む議員25人が署名した。彼らはハンナラ党指導部に送る別の書信では「大統領に対する要求を含む党の国政刷新内容を指導部が大統領に直接会って約束できなければ我々が行動に出るだろう」と警告した。


しかし党内の一部からは方式と内容が適切でないとの指摘が出ている。親イ系のチャン・ジェウォン議員は「747公約で当選した大統領にそれを廃棄しろというのは離党しろということより更に深刻な要求」として「党職を持った方々が自分たちが先ず犠牲となりもせず連判状を回すような行動を示すことは、形式・内容’タイミングの全ての点で適切でない」と批判した。親パク系に分類されるクォン・ヨンセ議員も 「党が責任を回避しているように映るという点で問題がある」とし「党の刷新の部分に重きを置くべきだった」と憂慮した。


党指導部が準備中の中央党事務所の廃止および比例代表オーディション方式公認など刷新案に対する批判も出てきた。ユ・スンミン最高委員はこの日<ハンギョレ>との電話通話で「国民は中央党事務所を移すことにこれと言った関心もないのにそれが何で刷新なのか」として「50%を国民参加競選で行うということもショーと映りそうで反対だ」と話した。ユ最高委員は「国民に見せるべきものはショーではなく政策基調の変更と思考方式の転換」と指摘した。


李明博大統領は前日 フランス カンヌで開かれた主要20ヶ国(G20)首脳会議を終えて帰国した後、書信の主要内容について報告を受けたが、何の反応も示さなかったとパク・ジョンハ大統領府報道官は伝えた。大統領府は公式的には‘解決法摸索’に乗り出すと言ったが、与党刷新派に対する不快な表情を隠さなかった。キム・ヒョジェ主席はこの日、書信を伝達された後に資料を出し「大統領が国家利益のために海外に居る間にこういう方式で問題を提起したこと遺憾」と話した。 別の大統領府関係者は「韓-米自由貿易協定も処理できずにいながら、すべての誤りが大統領府にあるという形で押し付けている」として、刷新派に対する不満をぶちまけた。


ソンチェ・ギョンファ、アン・チャンヒョン記者 khsong@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/504198.html 訳J.S