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現代自動車など5社 週 55時間 長時間労働

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/504189.html

原文入力:2011/11/06 19:59(1148字)
政府 "完成車業者 夜昼2交代 改善せよ"
キム・ソヨン記者


労働時間実態点検結果 他業界より13時間超過 夜通し勤務など延長労働も


国内自動車企業の労働者が週当り平均55時間の長時間労働をしていることが雇用労働部による調査の結果明らかになった。雇用部は自動車企業の労働時間を減らすために現行の‘夜昼交代’勤務方式の改善を促した。

雇用労働部は9月26日から3週間にわたり現代・起亜・ルノー三星・韓国GM・双龍自動車など完成車5社の労働時間実態を点検した結果、延長・休日勤務を合わせて週当り平均労働時間が55時間であると調査されたと6日明らかにした。これは去る8月、常用労働者全体の週当り平均労働時間(41.7時間)より13時間以上長い。政府が自動車業者を対象に労働時間実態調査を行ったことは初めてだ。


雇用労働部による調査結果によれば、外国と比べても我が国の自動車労働者らの労働時間ははるかに長い。我が国は年間労働時間が約2400時間である反面、ドイツ・フランスなど先進国は1500~1600時間で800~900時間もの違いが生じている。 雇用部は「我が国の完成車企業は夜昼2交代システムだが、外国の自動車企業等は昼間2交代・3交代をしているため」と説明した。


夜昼2交代制では夜通し勤務をしなければならないために労働者の健康が悪化する可能性が高い。実際、国際癌研究所は去る2007年に深夜労働が鉛や紫外線と同じ2級発ガン物質だと発表した。


雇用労働部は今回の調査過程で大部分の自動車企業等が勤労基準法にともなう延長労働制限(週当り12時間)に違反している事実も摘発した。延長労働違反は主に早期出勤(30分~1時間),食事時間中労働(1時間の内30分)等の形態でなされていると調査された。


イ・チェピル雇用労働部長官は「完成車業者の‘夜昼2交代’勤務が部品協力業者に及ぶ悪循環構造を作りながら自動車産業全体の長時間勤労を煽り持続可能な成長を難しくしている」として「長時間勤労を克服するため労使両者の進展した議論と実践が必要だ」と話した。雇用労働部は会社側が交代勤務制度を改善し働き口が増える場合、支援金を支給する計画だ。


しかし、韓国自動車工業協会はこの日資料を出し「政府実態調査は自動車産業の特性と我が国の労働現実が十分に考慮されていないため、自動車産業の競争力が大きく弱まる恐れがある」と主張した。


キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr


原文: 訳J.S