原文入力:2011/11/02 21:33(1020字)
オ・ユンジュ記者
清州(チョンジュ)で3日から市民講座… "韓国現実代案 摸索"
ヨーロッパを通じて今日の私たちを見ようとする試みがある。
忠北(チュンブク)民主化運動継承事業会が3日から来月10日まで開催する‘ヨーロッパの民主主義、福祉、教育の森を散策する’という市民アカデミーだ。 講座は12月まで毎週木曜夕方7時に清州市、山南洞(サンナムドン)のヒキガエル生態文化館で開かれる。
ヨーロッパで学び生活した‘ヨーロッパ通’たちが講壇に上がる。
韓国外国語大キム・ウンジン教授が英国を主題に初講義を行う。キム教授は英国に見られる円形交差路‘ラウンドアバウト’を通じて800余年にわたる国王、貴族、市民などの葛藤解消と対立、試行錯誤などを例にあげ、英国の民主主義を知らせる。キム教授は<ラウンドアバウトをめぐる山賊と馬泥棒>という本も書いている。
次いで本<世界化と労働改革>、論文‘スウェーデン独占資本と福祉国家の共存’等を出した延世(ヨンセ)大キム・インチュン教授が‘スウェーデン社会民主主義と福祉国家’を主題に2番目の講義を行う。草緑教育連帯、教育希望ネットワークなどを導き教育運動に力を注いでいるアン・スンムン氏が‘フィンランド教育福祉国家の夢’という主題で教育先進国フィンランドを紹介する。
西原(ソウォン)大 独語独文科キム・ヨンチャン教授は‘ドイツの政治、福祉と教育’を講義し、親環境農産物広報・普及に努力してきたアイコープ生協連帯シン・チョルヨン委員長は‘ヨーロッパの社会的経済をリードする協同組合’という講座を引き受けヨーロッパの農業福祉を紹介する。今回の市民アカデミーは東国(トングク)大チュ・ジョンファン教授の‘幸福指数が最も高い国デンマークに学べ’を最後に有終の美を飾る。
忠北民主化運動継承事業会チョン・ジソン氏は「もどかしいばかりの今日の我が国の政治・経済・社会・文化・教育現実をヨーロッパを通じて答えを見つけようという趣旨で講座を開いた」として「ヨーロッパが答ではないにしても、代案用意のための良い手本にはなるだろう」と話した。 オ・ユンジュ記者 sting@hani.co.kr
原文: 訳J.S