原文入力:2011/10/30 22:54(1740字)
"ハンナラ" 40% "民主" 11% "第3勢力" 39%
イ・テヒ記者
ハンギョレ・KSOI世論調査
政党支持率は ハンナラ 33% 民主 23%
20・30代の半分-湖南(ホナム)の54%が
アンチョルス、パク・ウォンスン 第3勢力を支持
政治勢力に対する選好度を尋ねる世論調査で‘アン・チョルス、パク・ウォンスンらが参加した第3勢力’に対する選好度が39.3%に達し、‘朴槿恵などハンナラ党勢力’選好度40.0%と均衡していた。‘ソン・ハクキュ、チョン・ドンヨンなど民主党勢力’は11.1%、進歩政党勢力は1.9%に留まった。
これは<ハンギョレ>と韓国社会世論研究所(KSOI)が去る29日、全国20才以上の成人男女800人を対象に行った電話世論調査(任意番号かけ・RDD)結果に従ったものだ。 今回の調査の誤差限界は95%信頼水準±3.5%だ。
今回の調査で政党支持率はハンナラ党33.6%、民主党23.3%、進歩3党3.8%であった。 政治勢力選好度調査は既存政党に対する支持度とは異なり特定政党とその周辺の組織・人物まで包括して尋ねるもので、現在の支持度ではなく未来の政治的潜在力を覗くものだ。
ハンナラ党は政治勢力選好度と政党支持率の格差が大きくなかったが、民主党は非常に大きかった。これは民主党が今は第一野党であるため20%台の政党支持率を示しているが、今後、支持勢力結集が不如意になった場合にはアン・チョルス、パク・ウォンスン等に代表される第3勢力が政治の前面に登場する可能性を示している。
<ハンギョレ>が30日に用意した‘10・26補欠選座談’で、キム・マヌム韓国政治アカデミー院長は「アン・チョルス、パク・ウォンスンが政治の前面に登場できたのは再編過程にあった野党が指導力の危機に陥り政治的空白ができたため」と分析した。リーダーシップも、人物も共に虚弱な民主党の危機という診断だ。
今回の調査では伝統的な野党強勢地域である湖南でも勢力選好度で民主党は25.2%に留まった反面、アン・チョルス、パク・ウォンスンなど第3勢力は54.5%に達した。釜山・慶南(キョンナム)・蔚山(ウルサン)でも第3勢力選好度が38.4%でハンナラ党選好度38.3%と同等だった。20・30代では第3勢力選好度がより一層際立ち、20代の52.6%、30代の51.2%の支持を受けた。20代の7.6%、30代の14.3%だけが民主党勢力を支持した。 伝統的な野党支持層だった湖南と20~30代の欲求と期待を現在の野党と進歩勢力が受けていない現実を見せている。
しかし第3勢力に対するこういう選好度が直ちに第3勢力の現実的登場につながるか否かは不確実だ。韓国社会世論研究所ユン・ヒウン調査分析室長は「第3勢力に対する選好度はまだ現れていない存在に対する期待感が反映されたもの」としつつ「ハンナラ党と民主党など現実政治勢力に失望した反射効果である側面があると見なければならない」と話した。キム・マヌム院長も「アン・チョルス院長とパク・ウォンスン市長以外に市民政治が続く可能性はあまり高くないと見る。参加可能な人物と組織が限定されているため」と話した。コ・ソングク政治評論家は「指導部が退かなければならないという話をハンナラ党ではウォン・ヒリョン最高委員一人とは言え、それでもしている。民主党にはない。そうしていれば民主党は清算対象に転落するだろう」と話した。
今回調査の大統領候補2者仮想対決では、アン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長が48.0%、朴槿恵前代表45.9%で、アン院長が誤差範囲内で先んじた。与野党を合わせた大統領選候補支持率調査でもパク前代表の支持率は先月38.9%から33.4%に下落し、アン・チョルス院長支持率は先月の17.4%から21.9%に上がった。
イ・テヒ記者 hermes@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/503188.html 訳J.S