原文入力:2011/10/29 02:40(840字)
ナム・ジョンヨン記者,キム・ジフン記者
"労組総会で規約変更 定足数 満たせず"…第3労総設立に‘打撃’
いわゆる‘第3労総’設立を主導してきたソウル地下鉄公社労働組合の全国民主労働組合総連盟(民主労総)脱退決議が無効という裁判所判決が下された。
ソウル東部地方裁判所は28日チェ・ジョンジン氏らソウル地下鉄労組組合員53人が出した総会議決無効確認訴訟で「労働組合規約に労組が所属する連合団体(上級団体)が記載されていた以上、これを脱退するためには規約を実質的に変更しなければならない」として 「(民主労総から脱退するという)労組の総会結果は規約変更のための議決定足数(出席組合員の3分の2以上の賛成)を満たすことができなかったため無効」と明らかにした。
ソウル地下鉄公社労組は去る4月、民主労総脱退と新しい上級団体設立・加入に対する賛否を問う組合員総会を開き投票結果が‘賛成53%、反対47%’となるや民主労総脱退を宣言した。 だが、一部組合員は民主労総加入が労組規約に明示されている以上、脱退するためには規約を変更しなければならないが、組合員総会が規約変更に必要な議決定足数を満たせなかったとし訴訟を提起した。
ソウル地下鉄労組は民主労総と韓国労総でない第3の上級団体結成を推進しており、来月2日に共生的労使関係を標ぼうする‘国民労総’のスタートを目前にしている。国民労総には全国地方公企業労組連盟、環境クリーンサービス連盟など6ヶの全国連盟が参加するなど組合員が3万~4万人に及ぶと見られるが、9000人が加入するソウル地下鉄労組が外れれば相当な打撃を受けるものと見られる。
ナム・ジョンヨン、キム・ジフン記者 fandg@hani.co.kr
原文: 訳J.S