原文入力:2011/10/27 00:59(1124字)
イム・インテク記者、キム・ミョンジン記者
国民政治家の地位確保
党内序列強化を予告
←ナ・ギョンウォン ハンナラ党ソウル市長候補が26日夜ソウル、中区(チュング)、太平路(テピョンノ)のプレスセンター選挙事務室で心境を明らかにし、唇を噛んでいる。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
‘負けたが負けなかった。’政治家ナ・ギョンウォンが今回のソウル市長選挙で得た成績表だ。今回の選挙を通じてハンナラ党の‘国民政治家’として確固たる地位を確保したという評価だ。
ナ候補は夜11時頃、キャンプ事務室を訪ね「選挙結果に現れた市民の皆さんの意を謙虚に受け入れる」とし「政界がさらに反省し、さらに腰を低くしろとの意として受け入れる」と話した。短い4つの言葉を述べる間、彼女は涙声で話した。
今回の選挙で彼女は個人技を評価された。ハンナラ党のある議員は「ナ候補が肝っ玉がありコンテンツも豊富だということをテレビ討論会等を通じて見せてくれた」として「今回、全国的認知度を確保したことが最も大きな資産」と話した。彼女にとって‘コンテンツ不在論’はレッテルのように貼り付いた欠点だった。
ナ候補は2002年の政治入門以後、政治的挫折をしたことがなかった。自身を政策特別補佐官として招いたイ・フェチャン前総裁が大統領選挙で敗れ孤立無援の境遇になっても、2004年比例代表、2008年地方区議員として独自的地位を拡張した。ある議員は「ソウル市長だけを準備してきたわけでもなく今回の敗北を政治的挫折と見るのは難しく、むしろ党が困難な時に先頭にたって善戦したという評価が正しい」と話した。
だが、一方では拡張性の限界も明らかになったという展望も出ている。ハンナラ党のある議員は「選挙過程を通じて庶民の生活を送ってきた人ではないとのイメージも強く植え付けた」と話した。私学財閥、財産形成過程、皮膚クリニック・脱税論難など主流保守政治家の典型が露呈され庶民との心理的距離感も鮮明になったという話だ。自身の地方区である中区で敗れたという点も彼女としては骨身にしみる敗北だ。
シン・ユル明知大教授(政治外交学)は「ナ候補の党内序列は相当に強化されるだろう」とし 「朴槿恵大勢論が動揺すれば、親イ系が代案としてナ候補を挙論する可能性もある」と話した。 イム・インテク記者 imit@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/502670.html 訳J.S