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韓進重工業‘解雇者復職交渉’期待 踏みにじるか

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/502627.html

原文入力:2011/10/26 21:24(1202字)
ギム・グァンス記者


会社側 "国会勧告案以外の追加議論はしない"
交渉途切れて5日目…労組 "チョ会長の真正性に疑い"


労働者を大挙整理解雇した釜山韓進重工業のチョ・ナモ会長が国会勧告案を受け入れて再開された労使交渉で会社側が強硬態度に固執し去る21日に交渉の場を離れた後、26日まで5日間にわたり交渉に応じていない。これに伴い、労使交渉が再び原点に戻る危機に置かれた。

労使代表5人ずつが参加した去る21日の本交渉で、イ・ジェヨン韓進重工業社長が 「チョ会長が受け入れることにした国会勧告案の他には追加的な議論はしない」と宣言し交渉場所から出て行った後、会社側は全国金属労働組合の交渉要求に応じていない。イ社長は20~21日の交渉で「民主闘士なら堂々と法と原則により処罰を受けるべきであり公式謝罪を提出せよ」と話すなど興奮した様子を見せたと労組側は明らかにした。


イ社長のこういう態度はチョ会長の最近の歩みと交錯する。チョ会長は去る7日‘1年以内に整理解雇者94人を再雇用する’という内容が核心の国会環境労働委員会の勧告案を受け入れた。続けて11日、パク・サンチョル金属労組委員長と会い積極的に交渉しようということで意見を集約した。


20~21日の交渉では整理解雇者らの支持を受けるチャ・ヘド新金属労組韓進重工業支会長とパク金属労組委員長までが参加し事態解決の糸口がつかめるだろうという期待を集めた。だが、イ社長は整理解雇者たちの△整理解雇期間勤続年数認定△退職金再算定△学資金支給など労組側の要求を全て聞き入れることはできないとし強硬な態度を維持した。


金属労組関係者は「チョ会長が去る11日、パク委員長に会った席で‘整理解雇者たちが1年以内に再就職する時、勤続年数を認め退職金と学資金にも不利益が出ないようにし、長期籠城中のキム・ジンスク全国民主労働組合総連盟釜山本部指導委員は監獄でなく病院に行くようにすることを肯定的に検討する’と話したが、イ社長が異なる意見を示している」として「チョ会長の真正性が疑われる」と話した。金属労組はこれに伴いチョ会長が直接交渉に出ることを要求している。


中央労働委員会はこの日、韓進重工業整理解雇者らが会社を相手に出した不当解雇および不当労働行為救済申請再審査の件に対する審査を行ったが、結論を下さず「来月2日までに和解に関する報告書を提出しなさい」と勧告した。韓進重工業整理解雇者らは去る5月、釜山地方労働委員会が救済申請を棄却するや中央労働委員会に再審を申請した。


釜山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr


原文: 訳J.S