原文入力:2011/10/25 23:21(2267字)
ソク・ジンファン記者
選管委、過剰指針…ネチズンら "曖昧な基準"
投票督励‘イ・ウェスは不法、チョ・スミは合法’あきれた
"オ・セフン住民投票時は誰でもできると言ったのに…"
中央選挙管理委員会(委員長 キム・ヌンファン)が投票場で撮った自身の写真をインターネットなどに上げるいわゆる‘認証ショット’に対する指針を出し、ネチズンと市民団体が "超憲法的指針" とし反発している。特に選管委は投票督励の細部的な事例に対しては一進一退する回答を出すなど自らも正確な基準を提示できず批判を自ら招来した。
25日終日、ツイッターとインターネット掲示板などには中央選管委が前日に出した‘認証ショット-10問10答’に対する糾弾があふれた。中央選管委の指針を見れば、‘投票所前での認証ショットは可能だが、投票所内で認証ショットは不可’、‘特定候補者に投票を勧誘・誘導する内容を含んだ認証ショットは不可’、‘単純な投票参加勧誘はできるが、特定候補に対する投票勧誘は不可’などの内容が含まれている。 例えば 「私は○○○に投票しましたが投票しましょう」と言ってはならず、小説家イ・ウェス氏などパク・ウォンスン野党圏単一候補の後援者として登録された人々は選挙当日「投票しよう」と言うことも不可だ。イ氏がこの間どんな候補を支持しているかが広く知られているという理由からだ。
‘後援者ではないがパク・ウォンスン候補を支持するカン・グムシル前長官はどうなのか’という<ハンギョレ>の質問に対し、選管委関係者は「駄目なようだ」と答えた。選管委はまた「イ・ウェス氏のツウィットを歌手イ・ヒョリ氏が今日(25日)リツィットすれば大丈夫だが、選挙日である明日(26日)にしてはならないようだ」として「ただしイ・ヒョリ氏がどんな目的でそのようにしたのかを調べなければならず、個別的に判断しなければならない」と説明した。 ‘有名人たちをみな監視するのか?’という質問に対し、選管委は「現実的には難しいが、影響力ある有名人に対しては関心を持って見守るだろう」と答えた。
ホン・ジョンウク「有名人投票督励が選挙法違反、精神状態はまともか」
民主党 「放送通信審議委員会 審議、与党に有利な選挙介入行為」
選管委のこういう曖昧な指針に対してネチズン‘シティーハンター’はダウムのアゴラに文を載せ「アン・チョルス教授が行えば不法で、キム・ヨナ選手がすれば合法ということだ、チョ・グク ソウル大教授がすれば不法で、声楽家チョ・スミ氏がすれば合法ということだ、この奇怪な論理は何か」と批判した。 ホン・ジョンウク ハンナラ党議員も自身のツイッターに「政党関係者、有名人の投票督励が選挙法違反という選管委。投票率を上げなければならない主務機関の精神状態はまともなのか?」と批判した。小説家イ・ウェス氏もこの日、自身のツイッターに再び文を載せ「彼らは果たして何が恐ろしくてSNSを萎縮させようとするのでしょうか。 どんな誤りを隠すために国民の口を防ごうとするのでしょうか。 国民の権利は沈黙しかないのですか?」と皮肉った。
市民団体が参加している‘有権者自由ネットワーク’もこの日午前、ソウル、鍾路区(チョンノグ)、ソウル市選挙管理委員会前で記者会見を行い「選管委が自分たちに与えられた担当責任解釈の範囲を越えて超法規的な指針で投票参加を妨害している」と主張した。特にこの団体は今回の選管委の指針が去る4月に再補欠選挙に先立ち選管委が明らかにした内容と矛盾しているという点も指摘した。当時選管委は‘政党・候補者・選挙運動関係者を含め誰でも選挙日に候補者を特定したり推定できる方法でなければ投票参加広報ができる’と明らかにした経緯がある。
←有権者自由ネットワーク会員たちが25日午前、ソウル、鍾路区、仁義洞(イニドン)のソウル市選挙管理委員会前で有権者に影響を及ぼすような有名人たちの投票参加督励を禁止する中央選挙管理委員会の‘投票認証ショット10問10答’を批判する記者会見を行なっている。彼らは特定候補を支持しているという理由で有名人の投票参加督励を禁止するのは選管委が曖昧な担当責任解釈で国民の表現の自由を侵害し特定政党に有利にしようとする意図と主張した。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
野党と言論団体らは選挙管理委員会と放送通信審議委員会等が社会関係網サービスとスマートフォン アプリケーションに対する規制を強化していることについて「新官権選挙」だとして反発した。 チョン・ビョンホン民主党議員は「来年に総選挙と大統領選挙を控えて若年層の投票参加と選挙運動を阻止し、ハンナラ党に有利にさせようとする選挙介入行為」として「来年予算審議の時、放送通信審議委の関連予算を全額削減する方法で対応する」と話した。全国言論労働組合と民主言論市民連合、進歩ネットワークなど言論団体と人権団体はこの日声明を出し「選挙の度にハンナラ党に不利に作動した新しい媒体を放送通信審議委の検閲対象に上げるという意図を露骨に示すもの」と批判した。
ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/502387.html 訳J.S